ページ番号:2920
掲載日:2022年8月17日
ここから本文です。
埼玉県感染症情報センターでは、定点医療機関からの情報を元に「感染症発生動向調査」の解析・情報還元を毎週行っています。感染症発生動向調査から得られたインフルエンザウイルスの流行状況について、お知らせします。
今週、定点医療機関から報告があったインフルエンザ患者数は2人(定点当たり0.01)でした。
インフルエンザ(埼玉県)の定点あたり報告数データ(CSV:2KB)
月日は報告週対応表を参照ください。
埼玉県病原体サーベイランス実施要領に基づき、病原体定点(季節性インフルエンザ指定提出機関)で採取された検体の検査結果をお知らせします。なお、病原体定点における検体採取の目安は以下のとおりです。
流行期(定点当たり報告数が県全体で1を超えた週から1を下回る週まで)各週に少なくとも1検体
非流行期(流行期以外の期間)各月に少なくとも1検体
2021年12月に40歳代の患者からAH3 1件の検出がありました(2022年7月29日時点)。
2020年9月~2021年8月はAH1pdm09、AH3、B型の検出はありませんでした。
AH1pdm09、AH3、B型検出状況(検体採取週集計)
2010年以降、AH1(Aソ連)の検出はありません。
AH1pdm09検出状況(検体採取週集計)
AH3検出状況(検体採取週集計)
B型ビクトリア系統検出状況(検体採取週集計)
B型山形系統検出状況(検体採取週集計)
2019年46週~2020年11週(流行期)
2018年48週~2019年17週(流行期)
2017年46週~2018年14週(流行期)
普通の風邪が鼻や喉の症状から始まることが多いのに対し、インフルエンザは急に高い熱が出るのが特徴です。発熱とともに悪寒や頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状も強く、鼻汁や咳などの症状は発熱のあとから出てきます。また、気管支炎や肺炎を併発しやすく、重症化すると脳炎や心不全を起こすこともあります。
インフルエンザかな?と思ったら、早めに医療機関を受診してください。
インフルエンザの感染予防のためには、人混みを避け、外出後の手洗いの習慣を付けましょう。また、空気が乾燥するとインフルエンザにかかりやすくなります。外出時にマスクをつけたり、室内では加湿器などを使って適度な湿度を保ちましょう。日頃から、バランスのとれた栄養や十分な休息をとり、抵抗力をつけておくことも大切です。
特に、小さいお子さんや妊婦、高齢者、病気療養中のかたなど、重症化しやすいかたのいるご家庭や施設では注意が必要です。また、症状があって医療機関を受診する際には、他のかたにうつしてしまうことのないようマスクの着用を忘れないでください。
インフルエンザ流行レベルマップ(国立感染症研究所感染症疫学センター)をご覧ください。
週に対応した月日を記載した表です。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください