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掲載日:2016年8月18日

統合失調症

統合失調症は特別な病気ではありません。この病気は躁うつ病と並んで代表的な精神疾患です。およそ100人に1人の割合で発症するといわれています。

統合失調症の原因

最近の研究から、この病気には脳の神経から次の神経へと情報を伝えるための物質(神経伝達物質と呼ばれる)が関係していることがわかってきました。つまり、さまざまな刺激を伝え合う神経のネットワークにトラブルが生じる脳の機能障害による病気なのです。さまざま要因が複雑にからみ合って発症する病気ですので、育て方や家庭環境が原因で病気になるわけではありません

発症年齢は10代後半から30代頃までが最も多いといわれていますが、それ以外の年齢でも発症することがあります。

統合失調症の症状

統合失調症の症状は陽性症状と陰性症状に分けられます。陽性症状は通常にはない状態が現れること(妄想や幻聴、不安定な感情など)であり、陰性症状は通常ある機能が低下すること(意欲減退や無関心、注意力・集中力の低下、社会的ひきこもりなど)です。また病気の影響で作業能力が落ちてしまうこと(記憶力の低下、作業スピードの遅さ、心身の極端な疲れやすさなど)があります。

統合失調症の3つの段階

急性期 不安や緊張が強くて神経過敏になり、幻覚や妄想といった激しい陽性症状が出現します。態度や言動、表情などが急にがらりと変わってしまい、周囲が戸惑うこともあります。

消耗期 急性期に脳が過敏になってエネルギーをたくさん使ってしまったので、その後にどっと疲れが出ている状態です。疲労感が強く、睡眠時間が長くなり、何をする意欲もわかず、自宅にひきこもり、ごろごろと寝て過ごすことが多くなります。焦らず「充電期間」ととらえて、しっかり心身を休めることが大切です。怠けているのではありません。

回復期 消耗したエネルギーが少しずつ回復すると、緩やかに意欲がもどってきて、徐々に行動範囲が拡がり、周囲の出来事に関心が持てるようになってきます。まだ陰性症状や作業能力の低下が残っているために、「やりたいこと」と「できること」のギャップが大きく、焦ってしまうことが多くなります。リハビリテーションを開始するのに最適な時期です。

統合失調症の治療

治療には3つの柱があります。

薬物療法は治療の土台となります。特に症状の激しい急性期には薬物療法が大きな効果を発揮します。症状による苦痛を和らげて生活の質を上げ、再発のリスクを減らすためには、継続的に安定した服薬を続けることがとても大切です。

精神療法をはじめとした、様々な心理的サポートも役に立ちます。病気や治療についての正確な知識を学んだり、混乱したり焦ったり不安になったときに、その気持ちを治療者に話して整理できると、心がすっと落ち着く場合があります。

リハビリテーションには作業療法や様々なレクリエーション治療、精神科デイケアでのグループ活動などがあります。社会復帰や自立を目指して、体力や集中力を回復し、ストレスへの対処法を学びます。再発を防ぎ、より一層充実した生活を送るために役に立ちます。

家族ができること

家族は統合失調症の本人にとって最大の支援者といえます。

  • 正しい知識を得る(書籍を読む、講演を聞く、本人の了解を得て主治医とコミュニケーションをとる)
  • 適切な治療を受けられるよう協力する(医療機関への通所や服薬をサポートする)
  • 治療を続けるように本人を勇気づける(薬への不安や病気を否定したい気持ちから治療を途中でやめないよう見守る)
  • 消耗期には十分に休ませる
  • 回復期にはリハビリテーションを後押しする(本人が焦りすぎるときはペースダウンを勧める。逆に自信やきっかけを失って動き出せないときには勇気づけ、利用できる社会資源について情報提供する)
  • 再発のサインに注意する(たとえば昼夜逆転、食欲低下、そわそわする、イライラする、急に生き生きと活発になる、など)
  • 家族自身の心身の健康を大切にする(本人の苦しみに巻き込まれすぎず、適度に距離を取る。家族のストレス解消の時間を確保する)

統合失調症はきちんと治療・リハビリテーションを続けていけば、再発の頻度を減らし、人によってはかなり良好な状態に回復することが可能です。病気を正しく理解し、焦らずゆっくり治療を続けましょう。

ご心配な方やお困りの方は最寄りの保健所や精神保健福祉センターなどに相談してみてはいかがでしょうか。

埼玉県立精神保健福祉センターの精神保健福祉部では統合失調症について来所相談にてご相談をお受けしています。また社会復帰部では公設の精神科デイケアとしてリハビリテーション治療を提供しています。(統合失調症の方を対象とした「疾患別プログラム」を実施しています)

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