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掲載日:2024年4月24日
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埼玉県の稲作は、4月に田植えをして8月に収穫する県東部地域を中心とする早期栽培から、7月初めまで田植えをして10月後半に収穫する県北部地域の麦あと栽培など多岐にわたり、それぞれ地域の条件を生かした米づくりが展開されています。
注)上の図は各地域の代表的な作期を表していますが、いずれの地域においても、表記とは異なる作期で栽培されている水田もあります。
県東部地域では早期・早植栽培が行われることから、作付品種は「コシヒカリ」や「彩のかがやき」が中心となっています。県北部地域ではビール麦や小麦の収穫後に田植えを行うため、「彩のきずな」や「彩のかがやき」の作付が中心となっています。
作付面積は、令和5年は約28,400ヘクタール、全国第17位(令和5年産)となっています。
昭和50年代に8割程度のシェアを占めていた「日本晴」は、縞葉枯病(しまはがれびょう)というイネの病気の大流行により急激に減少し、県農業試験場(現農業技術研究センター)が育成した縞葉枯病に抵抗性がある品種、「むさしこがね」に代替されました。
平成になってからは「コシヒカリ」、「キヌヒカリ」、「朝の光」、「あかね空」、「ゆめみのり」などが主に作付けされてきました。
埼玉県で作付けされる品種は、これまで地域における栽培慣行によって100種類を超えるとも言われてきましたが、消費者重視・市場重視の考え方に立った売れる米づくりを目指し、「コシヒカリ」、埼玉県で育成した「彩のかがやき」、「彩のきずな」の3品種に集約を図っています。
令和5年産ではこの3品種で全体の約84%の作付を占めています。
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