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掲載日:2025年7月8日
Q 松井弘 議員(自民)
国道254号和光富士見バイパスは、関越道を補完し、圏央道や外環道に連結する首都圏の道路ネットワークの一翼を担う極めて重要な幹線道路であり、平常時、災害時を問わない安全かつ円滑な交通の確保、沿道開発による地域活性化など多くの役割を担っています。
国道254号和光富士見バイパスは、和光市内の東京外かく環状道路から富士見市内の国道463号までの区間でバイパスの整備が進められており、県道さいたま東村山線から国道463号までの約1.4キロメートル区間が令和5年7月に開通しました。残る未整備区間は朝霞市と志木市にまたがる区間のみとなり、地元としても早期の全線開通に向けた期待が高まっているところです。
志木市内では、令和6年度までに順次地元への工事説明会が開催され、今年度より本格的な工事に着手するとのことです。
いよいよ私の地元である朝霞市内についても、樹木伐採工事が始まりました。着手したことに改めて執行部には感謝いたします。
しかし、一方で、整備中の内間木区周辺は、昔から大雨が降ることで内水被害が発生し、通行止めになる地域です。昨年度も局地的な大雨により、唯一の幹線道路である県道が通行止めになりました。
バイパスの建設予定地は旧新河岸川の河川敷を含み、周辺の地盤に比べて低くなっています。内水については地元市が対応を行うことは理解しておりますが、バイパスの建設に伴い現状を悪化させ、更なる内水被害を招くのではないかと多くの声が寄せられています。対策には万全を期していただきたいと思います。
そこで、国道254号和光富士見バイパスの現状の進捗状況と今後の見通し、さらに内間木周辺における雨水排水対策について、県土整備部長に伺います。
A 吉澤隆 県土整備部長
国道254号和光富士見バイパスは、和光市内の東京外かく環状道路から富士見市内の国道463号に至る延長約6.9キロメートルのバイパスで、県内道路網の骨格を形成する幹線道路です。
このバイパスでは、東京外かく環状道路から県道朝霞蕨線までの約2.6キロメートル区間に加え、令和5年7月に県道さいたま東村山線から国道463号までの約1.4キロメートル区間が開通しました。
新たな区間の開通により、国道463号との交差点における渋滞長が460メートル減少するとともに、周辺道路の交通量が約3割減るなど、沿線地域の円滑な交通の確保に寄与したところです。
残る未整備区間である県道朝霞蕨線から県道さいたま東村山線までの約2.9キロメートル区間につきましては、用地買収率が96パーセントとなっております。
令和7年度は、引き続き、残る用地の取得に向け、任意交渉に努めながら、土地収用制度の活用も視野に取り組むとともに、軟弱地盤対策工事やJR武蔵野線との交差部の工事に向けてJR東日本との協議を進めてまいります。
次に、バイパス建設に伴う雨水排水対策についてでございます。
現在、朝霞市内間木周辺の雨水排水の負担を増大させないよう、バイパス上に降った雨を一時的に貯める施設や排水路の付替えなどについて、朝霞市と調整を進めております。
令和7年度は、工事実施にあたり地元説明会を予定しており、その際、雨水排水対策につきましても丁寧に説明を行ってまいります。
今後も、鋭意事業を推進し、国道254号和光富士見バイパスの全線開通に向け取り組んでまいります。
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