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掲載日:2023年7月14日

令和5年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(武田和浩議員)

在宅難病患者の命を守る支援について-災害に備えた支援について-

Q 武田和浩 議員(民主フォーラム)

大雨、洪水などの災害の場合、地震とは違い、ある程度事前に予測が可能となります。そこで、マイ・タイムラインの作成が重要とされています。
マイ・タイムラインとは、台風や大雨による水害など、これから起こるかもしれない災害に対し、一人一人の事情や地域等の環境に応じて、あらかじめ時系列で自身の避難行動計画を作成することです。本県でも、マイ・タイムライン作成のマニュアルを配布していますが、在宅人工呼吸器装着者に特化したマイ・タイムラインを作成することが、命を守るために重要と考えます。
東京都の町田市保健所では、難病の療養中の方及び御家族の方向けのマイ・タイムラインを作成し、停電時の吸引器の作動方法など、事前に確認すべき項目を分かりやすく記載しています。
県としては、県内各市町村に対し、各地域の実情に応じたマイ・タイムラインの作成を促すべきと考えますが、保健医療部長の御見解を伺います。

A 表久仁和 保健医療部長

近年の想定を超える豪雨や台風などの発生状況を考えると、こうした災害に備えることの重要性が増していると考えております。
マイ・タイムラインは、大雨や台風等が接近し風水害の危険性が高まっているときに、誰もが自分自身がとる行動を時間の流れに沿って整理したものです。
県保健所では、在宅療養を支援する際に「在宅難病呼吸器等使用患者さん・御家族のための平時から備える災害対策の手引き」を作成し、災害に備えて準備すべき物品や連絡手段、非常時の対応方法などについて患者や家族と共有しております。
このほか、一部の水害のリスクの高い地域を管轄する保健所では、県保健所職員が、患者や家族にマイ・タイムラインの作成を促すなどの取組も広がっております。
患者自身や家族だけで避難することが難しい、在宅で人工呼吸器を装着している難病患者にとっては、自分自身がとる行動を決めておくマイ・タイムラインの作成に当たって、関係機関と話し合う必要がございます。
今後は、患者や家族、医療従事者、市町村の防災担当や障害福祉担当などから構成される難病対策地域協議会等を通じて、各市町村が作成を推奨しているマイ・タイムラインに、人工呼吸器を装着している難病患者と家族の個別の状況を反映できるように支援してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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