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掲載日:2021年10月21日
Q 岡田静佳 議員(自民)
大河ドラマ「青天を衝け」が好調です。埼玉県の誇れる偉人として1万円札の顔となる渋沢栄一翁を埼玉県内外にPRするために、渋沢栄一翁プロジェクトを立ち上げ、また県庁にシンボルとしてクラウドファンディングなどを活用、銅像を設置するように昨年の9月議会で質問いたしました。
こちらが浦和駅から来ました東口玄関の絵でございます。こちらに120周年の花時計があります。ちょっとペンキがはげているので塗り直していただきたいと思いますけれども。そして、こちらが空いているんですけれども、渋沢栄一翁の銅像を貼り付けてみましたけれども、このように貼るととてもバランスもいいかなというふうに思っています。
知事からは、「現行の庁内チームを渋沢栄一翁プロジェクトチームとして再編する準備を既に進めており、議員の御指摘も踏まえ、より一層施策の推進が図られるよう検討してまいります。銅像については検討事項を踏まえ、今後、県民や渋沢翁の関係者からの御意見も伺いながら総合的に検討をしてまいります」と御答弁をいただきました。その後の活動及び検討結果についてどうなったかを産業労働部長にお尋ねします。
A 板東博之 産業労働部長
渋沢栄一翁プロジェクトチームの活動でございます。
このプロジェクトチームは、渋沢翁の功績や県内のゆかりの地などを全国に発信し、地域の魅力向上、賑わい創出、経済活性化に繋げることを目的として、15の関係課所が情報共有や意見交換を行ってまいりました。
今年度予定をしておりました上野駅や横浜駅での観光プロモーションなどは新型コロナ感染拡大の影響で延期いたしましたが、鉄道事業者と連携して渋沢翁のゆかりの地を紹介する小冊子を作成し、コロナ収束後に備えPRを行っております。
その他ゲームメーカーとともに制作した「渋沢栄一人生ゲーム」では、県民生活部と協力して子どもに親しみやすいイラストを活用し、ゲームを市町村の児童館等に配布するなど、渋沢翁の功績を広める取組を行いました。
次に、渋沢翁の銅像設置についてでございます。
銅像は長い年月の間、世代を超えて多くの人々に愛され親しまれるべきものであると考えております。
そこで、銅像設置に対する県民の意向を確認するため、県政サポーターアンケートを実施して、渋沢翁を県内外に周知し、観光振興につなげるための有効な取組をお尋ねしました。
その結果、ホームページ、SNSによる情報発信や公共交通機関を活用したPRが効果的であるとの回答が多数を占め、銅像の設置は5%に留まっておりました。
また、渋沢栄一記念財団からは、渋沢翁の功績は銅像でなくても伝えることはできるのではないかとの御意見をいただいております。
こうした結果を踏まえますと、現時点におきましては銅像を設置するのではなく、渋沢翁を県内外の多くの人に知っていただき、埼玉県の観光の振興につながるよう気運を盛り上げる効果的な手法を検討してまいりたいと考えております。
再Q 岡田静佳 議員(自民)
簡易アンケートは私も読ませていただきましたけれども、深谷市内には銅像が4体ありますが、観光振興につなげるために追加で設置する必要がありますかと、要は5体要りますかみたいな、ちょっと誘導質問ともとれるような感じだったんですね。私の質問は、去年は県庁にシンボルとして、またクラウドファンディングなどでというような質問をしていますので、ちゃんとアンケートをとっていただきたいと思います。
ただ、もう来月の150周年には間に合いませんので、令和6年の新1万円札の発行の際にもう一度検討していただきたいというふうに思っていますが、再度、渋沢プロジェクトで銅像について検討するか、活動についてお尋ねします。
再A 板東博之 産業労働部長
アンケートの質問の設定に配慮を欠いていた面もあるとは思いますが、昨年実施したアンケートには2,315名の県政モニターの方々に回答いただいておりますので調査結果の有効性は十分高いと考えております。
銅像につきましては、銅像を設置した際には多くの県民の皆様にその銅像に身近に愛着を感じていただきたいと思いますし、また埼玉に素晴らしい偉人がいたことを誇りを持って世代を超えて接していただきたいと思っております。
また、渋沢翁をよく知らない他県の方々には、渋沢翁の生い立ちや、その功績を認識いただき日本の経済の礎をなした埼玉県の偉人であることをしっかり知ってもらうきっかけとして埼玉の観光に繋げていきたいと考えております。
銅像の設置によりこのような効果を得るためにも多くの県民の皆様の銅像設置についての熱意や総意がまず必要と考えますし、また銅像の設置に効果的な場所や手段も十分な検討が必要だと考えております。
ネット情報が溢れる今の時代、渋沢翁を認知してもらうきっかけとして、銅像の役割が薄まってきていることは事実でございます。
これらのことを合わせて考えますと、現状におきましては設置は少し難しいのではないかと考える次第でございます。
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