令和2年9月定例会 「人材育成・文化・スポーツ振興特別委員長報告」

委員長　小川　真一郎

人材育成・文化・スポーツ振興特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興並びに東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に関する総合的対策」でありますが、今回は、「グローバル人材の育成について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「平成23年度から令和元年度までに海外留学を支援した2,008人のうち、把握している範囲では県内で就職した方が30人とのことであるが、それ以外の方が、県内中高生等に対して留学経験を講演するなどの機会はあったのか」との質問に対し、「本県の支援により留学した方々からは、高校生のためのグローバルセミナー、『埼玉発世界行き』留学準備セミナー及び留学する方の壮行会において、体験談や助言をもらっている」との答弁がありました。
次に、「文部科学省指定のスーパーグローバルハイスクールについて、各指定校が取り組んできた活動を、どのように県内の高校に広げていくのか」との質問に対し、「各指定校での探究的活動については、毎年2月に実施している成果報告会や各指定校のホームページへの掲載で周知している。また、新学習指導要領に先行して昨年度から開始した『総合的な探究の時間』のモデルとして共有していきたい」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興並びに東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。

• 注意：氏名の一部にJIS規格第1・2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。