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掲載日:2024年10月18日
自然再生・循環社会対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「自然環境の保全・再生、地球温暖化・省エネルギー対策、廃棄物の処理及び資源循環社会の形成に関する総合的対策」でありますが、今回は、「農林業・農山村の循環型社会への貢献について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「公共施設における県産材の活用について、どのように進めているのか」との質問に対し、「県では、『県有施設の木造化・木質化等に関する指針』を策定し、全63市町村でも同様の指針や方針が策定されている。この指針等において、原則県産材を使用することを明確に示しており、県内の公共施設で積極的に使用してもらうようにしている」との答弁がありました。
次に、「バイオマスのエネルギー利用については様々なメリットがあると思うが、どのように取り組んでいくのか」との質問に対し、「バイオマスの利活用状況のうち、食品残さの利用率は70%と低くなっている。その原因として、食品残さは、完全に分別しないと動物の飼料等に利用できないことが挙げられる。一方、バイオガスを発生させてエネルギーとして利用する場合には、爪楊枝や包装容器などがある程度混入していても利用できるといったメリットがある。県内では9月からバイオガス事業を始めた事業者がいるが、こうした事業者と情報交換するとともに、排出事業者とのマッチングを支援するなど、バイオマスのエネルギー利用を広げていきたい」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「自然環境の保全・再生、地球温暖化・省エネルギー対策、廃棄物の処理及び資源循環社会の形成に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。
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