埼玉県議会 県議会トップ画像

本会議及び予算特別委員会の生中継・録画中継をご覧になれます。

会議録の内容を、検索したい言葉や発言者などで検索できます。

ここから本文です。

ページ番号:179463

掲載日:2023年7月4日

令和2年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(岡村ゆり子議員)

埼玉県みどりの学校ファームの更なる充実を

Q  岡村ゆり子  議員(県民)

みどりの学校ファームは、平成20年10月に埼玉県みどりの学校ファーム推進方針が策定され、県内全ての公立小中学校で取り組まれております。子供たちは学校ごとに設置された農園で複数の農業体験を通じて、命や自然、環境や食物などに対する理解を深めております。心身ともに発育段階にある子供たちの情操教育や生きる力の涵養に大きな効果があると期待され、本県独自の取組として進められてきました。
私は、地元の小中学校にお邪魔し、一緒に田植えを行ったり、ジャガイモやダイコンを育てています。最初は消極的な子供たちも、慣れると楽しそうに協力して取り組むようになりますし、だるそうにしていて全く興味を示さなかったやんちゃな中学生が、地域のお祭りや地元の方や友人とダイコンを売っている姿を見ると、感動さえいたします。自分以外の物を大切にする気持ちを学ぶことにより、地者への思いやりの気持ちが芽生え、自分のことも大切に思えるようになります。
私は、教科書では学ぶことのできないものこそが生きていく上で大切であると考えておりますので、このみどりの学校ファームに更に力を入れていただきたいです。学校によっては先生の異動など、様々な事情により取組が低調になっている現状があると聞いております。各学校で教育活動に位置付けて取り組んでいるはずですから、そのようなことがあってはならないと思っております。各学校ファームの取組状況について、県としてどの程度把握をされているのか、農林部長にお伺いいたします。
そして、私の地元川口市では、市が年間予算70万円、小中学校合わせて10校を推進校として取り組んでおります。また、推進校に指定されなかった学校でも、予算が厳しい中、頑張って学校ファームに取り組まれているところもございます。
今後、新型コロナウイルス感染症対策に係る財源確保により、学校ファームのための新規予算は難しいということは理解しております。しかし、そのような中にあっても、全国に誇れる本県独自の心を育てる教育の更なる推進に向け、学校ファームの取組を継続させていくための支援が必要であると考えますが、農林部長の御見解をお聞かせください。

A  強瀬道男  農林部長

まず、各学校ファームの取組状況について、どの程度把握しているか、についてでございます。
毎年、教育局と共同で学校ファームに係る調査を実施しています。
直近の調査においても、学校ファームは全ての公立小中学校で授業などとして実施されており、取組を充実させる上で、農業体験活動の支援や栽培品目の拡大を望む声が多く上がっていることなども把握しています。
次に、学校ファームを継続させていくための支援についてでございます。
農業体験活動の支援については、学校からの要請に基づき、県やJAの職員による技術的なアドバイスなどを実施しています。
今後、教員の異動時期に合わせ、毎年、年度の始めに栽培方法などに関する問合せ先を改めて学校に周知してまいります。
栽培品目の拡大については、JA埼玉県中央会が27品目の種や苗を用意し、学校が希望する品目を無償で提供する支援を行っています。
さらに、県が監修した栽培方法などを紹介する補助教材をJA中央会が作成しており、今年度はこれを改訂し配布することとしています。
今後とも、教育局と連携し、JAグループや市町村などと協力しながら学校ファームを支援してまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?