埼玉県議会 県議会トップ画像

本会議及び予算特別委員会の生中継・録画中継をご覧になれます。

会議録の内容を、検索したい言葉や発言者などで検索できます。

ここから本文です。

ページ番号:119133

掲載日:2023年12月1日

平成29年12月定例会 「環境農林委員長報告」

副委員長   権守   幸男 

環境農林委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案5件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、環境部関係では、第97号議案について、「埼玉県山西省友好記念館を閉館した場合、展示品や収蔵品はどうするのか」との質疑に対し、「地元の小鹿野町で活用の動きがあれば考慮していく。地元での活用の見込みがなければ、山西省との交流の記念品的なものは県や町が保存し、展示等の機会を考える。それ以外のものは他の施設への移管や、売払い、それも難しい場合は廃棄等の処分を考えていく」との答弁がありました。
また、「民間等が施設を利活用するにしても、改修や維持管理にどのくらいの費用がかかるのか」との質疑に対し、「建物は鉄筋コンクリートのため、県の長期修繕計画では65年程度使えると想定している。今後この期間、施設を使い続けるとすれば、電気・機械設備の更新などで、約5億6,000万円の経費がかかると見込まれる」との答弁がありました。
次に、農林部関係では、第94号議案について、「台風21号により被災したところは、今回の補正予算により対応する箇所以外にもあるのか。また、被災したが農地・農用施設災害復旧事業の対象とならなかった箇所はあるのか」との質疑に対し、「県には全体で21箇所の被災報告があり、そのうち2箇所を対象とした。それ以外の災害復旧事業の申請がなかった19箇所は、被災規模が小さいため、国の要件を満たさなかったことや、申請を行うために計画書の作成などの費用が必要となることから、土地改良区などの管理者が自ら修繕すると判断をし、申請を見送ったものである」との答弁がありました。
このほか、第98号議案、第111号議案及び第112号議案については、執行部からの詳細な説明をもって了承した次第であります。
続いて、討論に入りましたところ、第97号議案に反対の立場から、「県はこれまで、小鹿野町と活用策を検討してきたのにもかかわらず、今後の具体的な見通しを明らかにしていない。このような中で、地元の要望を無視しての廃止は認められない」との討論がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案5件について採決いたしましたところ、第97号議案については多数をもって、第94号議案、第98号議案、第111号議案及び第112号議案については総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、所管事務の調査として、「台風被害について」質問が行われました。
その中で、「台風による洪水で、稲刈り後のわらなどが個人の水田や公道に堆積し、作業に支障が生じている。水田の遊水機能を重視しておきながら、撤去の負担を個人に負わせるのはいかがなものか」との質問に対し、「一部の市町村では、稲わらなどの撤去のための重機の費用に多面的機能支援事業を活用した事例もある。こうしたことを、ほかの市町村に周知しながら、多面的機能支援事業への加入促進を図っていく」との答弁がありました。
なお、このほか、当面する行政課題として、農林部から「農林公社の分収林事業の見直しについて」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?