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掲載日:2018年1月19日

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第7回技術検討委員会の概要

開催日時

  • 平成26年1月9日(木曜日)16時00分~18時00分

開催場所

  • 埼玉県朝霞県土整備事務所

出席者

委員(敬称省略)

  • 元上智大学教授中杉修身(専門:廃棄物工学・土壌汚染)
  • 東京農工大学教授細見正明(専門:環境化学・土壌汚染)
  • 日本工業大学教授小野雄策(専門:廃棄物処理処分工学)

(欠席)

  • 国立環境研究所研究室長山田正人(専門:廃棄物管理)
  • 国立環境研究所主任研究員遠藤和人(専門:環境地盤、廃棄物工学)

オブザーバー

  • 埼玉県環境部水環境課
  • 埼玉県環境部産業廃棄物指導課
  • 埼玉県西部環境管理事務所
  • 埼玉県環境科学国際センター

傍聴者

  • 7名

事務局

  • 埼玉県県土整備部河川砂防課
  • 埼玉県朝霞県土整備事務所

議事次第

(1)開会

(2)議事

1)試験処理について

  • 第6回技術検討委員会の資料(修正)について(報告事項)
  • 試験処理結果について(審議事項)

2)その他

議事の概要

(1)挨拶

  • 朝霞県土整備事務所長
  • 中杉座長

(2)委員会についての説明

事務局から、委員会の趣旨、委員会の公開非公開等について説明があり、すべて公開で行いたい旨を説明し、委員会の了解を得た。

ホームページに議題として掲載していた「濃度低下対策について」は、事務局の都合により取りやめた旨、報告した。

議事

1)試験処理について

第6回技術検討委員会の資料(修正)について(報告事項)

第6回技術検討委員会資料の修正箇所について、資料で説明を行なった。

≪事務局の説明内容≫

第6回技術検討委員会において、委員から意見等あり、資料を修正した箇所を説明した。

試験処理結果について(審議事項)

保管廃棄物の試験処理結果について、前後半に分けて、資料及びスライドにて説明を行なった。

≪事務局の説明内容(前半)≫

  • 前回(第6回)委員会で選定した保管廃棄物10缶について、試験処理前に前回(第6回)委員会で審議、決定した分析項目について分析を行なった。
  • 試験処理はあらかじめ策定した処理フローに基づき実施した。
  • 保管廃棄物が確実に無害化されているかどうかは、前回(第6回)委員会において審議、決定した評価項目及び評価基準により判断を行なった。
  • 展開検査の結果、固形廃棄物は汚泥、廃プラ、紙くず、木くず、がれき類、金属くずの6種類に分類された。これらは専用の密閉容器に移し替え、容器数としては計180個となった。
  • 展開検査場からの排ガスの評価項目について、すべて評価基準に適合していた。

※参考事業者から報告を受けた作業環境の測定結果によると、有機溶剤系の物質について、作業環境の改善措置が必要との評価であった。これを受けて事業者から作業手順見直しの提案を受けた。

≪委員からの主な意見(前半)≫

  • PCB最高濃度の保管廃棄物の展開検査作業の時間帯と、作業環境測定の時間帯がずれている。
  • 展開検査を行う廃棄物が変わると作業環境濃度が変わる。今回の作業環境測定結果からのみでは、PCB、ダイオキシン類、VOCについて、第1管理区分という判断はできない。
  • 本格処理の発注の際には、作業環境に関しての条件をつけるということでよいと考える。

≪事務局の説明内容(後半)≫

保管廃棄物の低濃度PCB廃棄物無害化処理認定施設(焼却施設)への投入時間は約6時間かけて行い、投入順序は処理が平均化されるよう、あらかじめ作成した投入順序表に基づき行なった。また、本格処理を想定して、他事業者の廃棄物も同時に認定施設に投入し処理を行なった。

  • 煙突からの排ガス及び敷地境界の大気環境の評価項目について、すべて評価基準に適合した。
  • 焼却処理に伴い生じる排水、燃え殼等の評価項目についても、すべて評価基準に適合した。なお、空保管容器の1個については焼却処理を2回行い、評価基準に適合した。
  • 空保管容器の確実性の高い処理方法について、事業者において具体策の検討を行なった。
  • 試験処理のすべての評価項目において評価基準に適合した。
  • 保管廃棄物が事業者の処理技術(施設及びその管理等)により、無害化されたことを確認することができた。

≪委員からの主な意見(後半)≫

  • 試験処理の結果から、空保管容器の2回処理や処理後の全数検査が条件となる。
  • 空保管容器のPCB拭き取り試験の結果、基準を超過した考察は合理的でない。正しくは固着物に含まれているPCBが拭き取り試験で検出されたものと考えるべき。
  • PCB含有量試験と拭き取り試験では拭き取り試験の方が厳しく出る。PCB含有量試験で検出されない濃度で固着物にPCBが残留し、拭き取り試験で固着物から検出されたという推測が成り立つ。
  • 実際に処理を行うとなると、作業環境上の問題や空保管容器の2回処理は、技術認定を受けている2つの処理技術においても起こり得る。
  • 空保管容器については、焼却処理後に全数検査を行うより、前処理の段階で細かく破砕して焼却処理した方が経済的ではないか。
  • 全数検査については、一定以上の処理で問題がなければ見直すことでよいと考える。
  • PCB廃棄物を取り扱う施設では、作業環境基準を超えることはあると聞いているが、低濃度PCB廃棄物ではないと考える。しかし、PCB最高濃度で作業環境測定が行われていない以上、作業環境の評価はできない。
  • 本格処理における安全な作業環境を確保するため、作業管理(保護具)等について発注仕様に示すことでよいと考える。

2)その他

審議事項なし。

《事務局の説明内容》

次回(第8回)の検討委員会の開催時期については未定であると説明があった。

お問い合わせ

県土整備部 朝霞県土整備事務所 河川担当

郵便番号351-0033 埼玉県朝霞市浜崎678番地

ファックス:048-471-4666

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