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掲載日:2020年8月20日

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【詳細】第160回簡易アンケート「かかりつけ薬剤師・薬局について」の結果

第160回簡易アンケート「かかりつけ薬剤師・薬局について」の結果をさらに詳しく集計しました。

1.「薬剤師の現状」と「薬剤師に期待すること」の比較

県の取組の参考とするため、質問6「薬剤師の現状」と質問7「薬剤師に期待すること」の回答を比較しました。

 

  • 質問6(現状)
    最近(おおむね1年以内)対応した薬剤師は、あなたにどのような対応をしていますか。(あてはまるものすべて)
  • 質問7(期待)
    あなたは、薬剤師に今後、どのような対応をしてほしいと思いますか。(継続してほしいことを含め、あてはまるものすべて)

現状期待比較

最近(おおむね1年以内)対応した薬剤師がどのような対応をしているか尋ねた時と、薬剤師に今後、どのような対応をしてほしいか(継続してほしいことを含む)を尋ねた時の回答を比較したところ、「薬に関する相談に対応してくれる」や「服用している薬に重複した薬がないかどうかや、相互作用がないかを確認してくれる」、「服用している薬の種類を減らしたり、飲みやすくする工夫をしてくれる」などの項目で、現状よりも期待が大きく上回りました。

県では、薬剤師・薬局がこれらの期待に応え、県民の皆さんに信頼される「かかりつけ薬剤師・薬局」となれるような取組を実施していきます。

なお、「かかりつけ薬剤師・薬局」は全ての項目に対応することができます。

 

2.「70歳以上の方」と「16歳から70歳未満の方」の比較

高齢になると、薬の数が増えて副作用が起こりやすくなります。多くの薬を服用しているために、副作用を起こしたり、きちんと薬が飲めなくなったりしている状態を「ポリファーマシー」といいます。ポリファーマシーは「かかりつけ薬剤師・薬局」を決めることで、防ぐことができます。

※ポリファーマシーとは?(「あなたのくすりいくつ飲んでいますか?」リーフレット(日本製薬工業協会及び一般社団法人くすりの適正使用協議会作成))(PDF:542KB)

 そこで、「70歳以上の方」(n=422)と「16歳から70歳未満の方」(n=1,524)の回答を比較しました。

  

処方箋を持って行く薬局数

質問1
あなたが現在(現在、医療機関を受診していない場合は、受診していると仮定して)処方箋を持って行く薬局はいくつありますか。

 比較1

現在処方箋を持って行く薬局がいくつあるか尋ねたところ、「1店舗」が70歳以上では44.8%、16歳以上70歳未満では38.3%であった。

 

薬局を選ぶ観点 

質問2
あなたは、処方箋を持って行く薬局をどのようにして選びますか。

比較2 

処方箋を持って行く薬局をどのようにして選ぶか尋ねたところ、「病院・診療所ごとに特定の薬局(病院・診療所に近い薬局)に処方箋を持って行く」が70歳以上では63.7%、16歳以上70歳未満では64.3%であった。 

 

かかりつけ薬剤師の指定状況 

質問3
あなたは、特定の1つの薬局で「かかりつけ薬剤師指導料等に関する同意書」へ署名しましたか。(「かかりつけ薬剤師」を指定していますか。)

比較3

質問2で「どこの病院・診療所を受診しても、特定の1つの薬局に処方箋を持って行く」と回答した方に対して、特定の1つの薬局で「かかりつけ薬剤師指導料等に関する同意書」へ署名(「かかりつけ薬剤師」を指定)したかどうかを尋ねたところ、「署名していない(指定していない)」が70歳以上では70.7%、16歳以上70歳未満では59.3%であった。 

 

かかりつけ薬剤師の認知度

質問4
あなたは、「かかりつけ薬剤師」を知っていますか。

比較4

「かかりつけ薬剤師」を知っているか尋ねたところ、「よく知っている(内容を理解している)」が70歳以上では19.7%、16歳以上70歳未満では10.0%であった。

 

かかりつけ薬剤師・薬局を決めていない理由

質問5
あなたが処方箋を持って行く薬局や対応する薬剤師を1つ(1人)に決めていない理由は何ですか。(あてはまるものすべて)

比較5

質問3で「署名した(指定した)」と回答した方以外の方に対して、処方箋を持って行く薬局や対応する薬剤師を1つ(1人)に決めていない理由を尋ねたところ、「病院・診療所ごとに近い薬局を利用する方が便利なため」が70歳以上では65.0%、16歳以上70歳未満では58.6%であった。

 

薬剤師の現状

質問6
最近(おおむね1年以内)対応した薬剤師は、あなたにどのような対応をしていますか。(あてはまるものすべて)

比較6

最近(おおむね1年以内)対応した薬剤師がどのような対応をしているか尋ねたところ、「医師の処方した薬の飲み方などをわかりやすく説明してくれる」が70歳以上では69.7%、16歳以上70歳未満では63.7%であった。

 

薬剤師に期待すること

質問7
あなたは、薬剤師に今後、どのような対応をしてほしいと思いますか。(継続してほしいことを含め、あてはまるものすべて)

比較7

薬剤師に今後、どのような対応をしてほしいか(継続してほしいことを含む)を尋ねたところ、「医師の処方した薬の飲み方などをわかりやすく説明してくれる」が70歳以上では53.3%、16歳以上70歳未満では59.7%であった。次いで、70歳以上では「服用している薬に重複した薬がないかどうかや、相互作用がないかを確認してくれる」が42.4%、16歳以上70歳未満では「薬に関する相談に対応してくれる」が51.4%であった。 

 

まとめ

高齢になると薬の数が増えることから、「70歳以上」では、かかりつけ薬剤師・薬局の役割やメリットを理解し、かかりつけ薬剤師を指定する割合が高くなることなどが考えられましたが、「16歳から70歳未満」と比較した結果、大きな差はありませんでした。

かかりつけ薬剤師・薬局を1つ(1人)に決めることで、服用している全ての薬を把握し、ポリファーマシーの状態を防ぐことができます。また、服用している薬に重複している薬がないかどうか確認したり、薬の種類を減らしたり飲みやすくする工夫をするなど、薬に関する様々な相談に対応することができます。

県では、高齢者を含めた全ての年齢層に、かかりつけ薬剤師・薬局の役割やメリットを知ってもらえるような取組を実施していきます。

 


お問い合わせ

保健医療部 薬務課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4806

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