トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和8年9月定例会 > 令和8年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 10月7日(水曜日) > 梅澤佳一(自民) > 令和8年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(梅澤佳一議員)

ここから本文です。
ページ番号:289401
掲載日:2026年10月23日
Q 梅澤佳一 議員(自民)
本年8月の千葉豪雨では、千葉市内中央区で1時間に115ミリの強烈な雨が観測され、全国で初めてレベル5の大雨特別警報が発表されるなど、甚大な被害が発生しました。その後、都市部においても、これまでの常識が通用しない大規模な水災害が全国各地で頻発しております。これらの水害は、いつ本県で発生してもおかしくないものであり、治水対策をはじめとした水災害対策への備えは、数多くの豪雨による被害を受けてきた本県、とりわけ地形的に水害リスクが高い中川・綾瀬川流域においても、これまで以上、非常に重要なものとなっております。
私の地元久喜市を流れる庄兵衛堀川の流域においても、令和元年東日本台風の際に、周辺の農地や住宅に甚大な浸水被害が発生するなど、度々の水害に悩まされてきました。これらの被害を受け、大雨時に庄兵衛堀川の洪水を久喜菖蒲工業団地内の昭和沼に貯留をさせるため、導排水路事業が令和3年度に着手され、県当局の御尽力によって本年5月に悲願の完成となりました。私も完成式典に出席をさせていただき、地域の方々の喜びの声を多く聞いたところです。
しかしながら、この導排水路の機能を十分に発揮させるためには、導排水路上流部の狭あいな河道を十分な流量が流れるよう拡幅する必要があり、被害を受けた地域住民は、河道の拡幅工事の早期着手を強く願っているところであります。
また、同じく久喜市を流れる一級河川中川については、県当局により、河道の拡幅など鋭意進められておりますが、架換え工事中の多くの橋りょうが依然としてボトルネックとなっており、整備済みの区間も含めて十分に効果が発揮されていない状況にあります。中川に架かる橋りょうは橋長が長く、交通量も多いことから、架換えの完了までには長期間を要することは認識しておりますが、これらの工事を円滑、速やかに完成させることが、中川流域の治水安全上重要であると考えます。また、橋りょうの架換え工事の推進に際しては、特に島川橋のように、橋りょうの架換え後に道路の形状、高さが大きく変わる場合などには、地域生活への甚大な影響があることから、地域住民に対し将来の完成予想図などを丁寧に示すなど、地域との合意形成も重要な要素となります。
そこで、治水対策の更なる推進に向けて、庄兵衛堀川における導排水路上流の河道拡幅の進捗状況と今後の見通し、久喜市内の中川における河道改修の進捗状況と今後の見通し及び橋りょうの架換え工事に関する地域住民との合意形成の取組について、県土整備部長に伺います。
A 小島茂 県土整備部長
はじめに、一級河川庄兵衛堀川における導排水路上流の河道拡幅についてでございます。
県では、令和元年東日本台風における甚大な被害を受け、庄兵衛堀川の洪水を昭和沼に貯留させるための導排水路と、その上流側1.3キロメートルの河道拡幅事業に着手し、令和8年5月に導排水路が完成いたしました。
これにより、13万5千立方メートルの洪水を調節できることとなり、庄兵衛堀川の治水安全度が大幅に向上しました。
1.3キロメートル区間の河道拡幅については、現在の用地買収率は約12パーセントとなっており、導排水路に接続する130メートル区間について、令和8年度から工事に着手してまいります。
次に、久喜市内の一級河川中川の改修状況についてでございますが、延長6.1キロメートルにおいて、これまでに橋梁以外の河道拡幅が概ね完了しており、現在は、島川橋やJR宇都宮線古利根川橋りょうなどの4橋の架け換えを実施しております。
これらの橋梁の架け換えでは、河川改修に伴う堤防の嵩上げにより、橋梁の高さが上がることから、工事説明会において、完成イメージや周辺道路との接続形状を分かりやすく説明するなど、地域の方々との合意形成に努めております。
今後とも、地元の皆様のご理解ご協力を頂けるよう、丁寧な情報の周知に努め、中川流域の治水安全度向上に向け、取り組んでまいります。