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掲載日:2026年10月23日
Q 梅澤佳一 議員(自民)
本年3月、沖縄での研修旅行中に辺野古沖で小型船2隻が転覆し、生徒の貴い命が奪われるという痛ましい事故が発生いたしました。報道によれば、生徒は平和学習の一環として、辺野古沖移設反対派の小型船に乗船しておりました。
この問題については、6月定例会の文教委員会と総務県民委員会において、校外学習の目的と内容について所管事務調査が行われていますが、埼玉県の高校からこのような事態は起こさせない、埼玉県は大丈夫と県民の皆様にしっかりと説明していただきたいと思い、今回質問させていただきます。
まず、(1)県立高校における平和学習と主権者教育の充実について伺います。
政治活動を行う船に生徒を乗せるということはあり得ないことだと考えますが、一方で、平和学習や主権者教育が萎縮することも望ましいことではありません。本県では、平和学習や主権者教育について、指針までは定めていないと伺っていますが、県としてどのように平和学習や主権者教育を進めていくのか。県立高校での取組状況も含め、教育長の御所見を伺います。
また私は、平和を学ぶ上で自衛隊の活動を知ることも意義があると考えます。令和8年熊本地震でも災害派遣が行われておりますが、災害現場における自衛隊の活動は、国民の生命、財産を守る上で不可欠であり、国際平和協力活動なども行われています。例えば、自衛隊の災害派遣、国際協力などの活動紹介、隊員による講演などを通じて、我が国の平和と安全に貢献する自衛隊の役割も、平和学習の一環として高校生に是非理解してほしいと考えますが、教育長の御所見を伺います。
A 石川薫 教育長
教育基本法において、教育の目的は、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた国民の育成とされており、平和に関する学習や主権者教育を進める際には、生徒の考えや議論が深まるよう様々な見解を提示することが重要です。
県立高校では、平和に関する学習として、例えば、修学旅行の事前学習として行う戦争体験者や学芸員等による講演、その後の意見交換などを通じて、平和の尊さについて生徒が主体的に学ぶ活動を実施しております。
また、主権者教育では、選挙管理委員会と連携した模擬投票等を実施し、選挙への理解と関心を高めた上で、複数の新聞を読み比べ、有権者として必要な知識や態度を養ったりするなど、各学校の教育目標や生徒の実態に応じて実施しております。
県では、国の「平和の語り部事業」や、県や市町村による選挙啓発の出前講座を周知するなど、引き続き、学校が多様な機関と連携しながら、平和に関する学習や主権者教育に積極的に取り組むことができるよう、支援してまいります。
次に、自衛隊の役割も平和学習の一環として高校生に理解してほしいということについてでございます。
議員お話しのとおり、災害派遣や国際協力等における自衛隊の役割について学ぶことは大切であり、高等学校では、学習指導要領に基づき、「地理歴史」や「公民」の授業で学習しております。
具体的には、自然災害時に自衛隊等の諸機関が人々の生命や安全の確保のために活動していることや、国際社会の平和と安全の維持のために自衛隊が果たしている役割などについて学んでおります。
今後とも、高校生が我が国の平和や安全について、より深く理解ができるよう努めてまいります。