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掲載日:2025年7月4日
Q 松本義明 議員(自民)
まずは、こちらのパネルを御覧ください。サイドブックスのほうにも資料を上げさせていただきましたが、このマークは皆様もお店の入り口や公共施設などで一度は見たことがあるのではないかと思います。盲導犬、介助犬、聴導犬の理解促進を目的としたもので、公共施設や公共交通機関はもちろん、デパートやスーパー、ホテル、レストランなど民間施設でも身体障害者補助犬の同伴を受け入れるというものであります。
しかし、このマークがお店の入り口に貼ってあるにもかかわらず、その店舗への入店が拒否されるというケースが多数あります。実際に私の地元の大規模商業施設でも入店拒否が続いております。つまり、企業において本社として理解はしていても、現場まで浸透していないというケースが見られます。
入店拒否への個別対応はもちろんやっていただいているわけでございますけれども、社会全体としてこの補助犬への理解促進が必要であると考えます。
そこで、お伺いします。身体障害者補助犬への理解促進に向けた更なる取組についての御見解を福祉部長にお伺いいたします。
A 岸田正寿 福祉部長
盲導犬や聴導犬などの補助犬を連れた障害者が入店を拒否され、自立と社会参加の機会を奪われるようなことがあってはならないと考えます。
県では、ホームページや広報誌、県庁オープンデーや浦和レッズのホームゲーム等のイベントを通じて補助犬についての普及啓発に取り組んでおります。
また、入店拒否などの個別の相談を受ける窓口を設け、事業者に対して必要な助言や指導を行っております。
特に、補助犬の受入れについて店舗の責任者は理解していても、現場の従業員には行きわたっていないことも多いことから、従業員一人一人にまで理解が進むよう働きかけているところでございます。
また、入店のトラブルは飲食店で起こることが多いため、今年度は飲食関連事業者が集まる総会で、補助犬の訓練施設を運営する団体と連携し、研修会を開催いたしました。
この研修会では、補助犬の働きぶりのデモンストレーションをしながら、例えば、レストランで食事中はテーブルの下でおとなしく待っており、他のお客様の迷惑になることはないことなどを実感していただきました。
今後は、多くの店舗が集まるアウトレットモールなどの大型商業施設やチェーン店に、県職員が直接出向き、補助犬への適切な対応が進むよう働きかけてまいります。
さらに、子どもの頃から補助犬についての理解を深めることが大切ですので、教育局や関係団体とも連携して、補助犬について学習するための動画を周知するとともに、学校などで補助犬の役割や障害のある方へのサポート等について学ぶ体験会の実施などを検討してまいります。
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