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掲載日:2023年7月14日
Q 木下博信 議員(自民)
さきに言及した6月3日の水害においては、国の三郷の排水機場3基が動いていなかった。このことが明らかになったとき、国は「越水していないので、影響はなかったと考える」とコメントをし、県においても同様に「影響はなかったと思われる」というコメントが報道で伝えられてまいりました。
果たして、そうなのでしょうか。そして、迅速なそういうコメント、被災した地域の心情に寄り添っているものなのでしょうか。私は、そこが大変気になります。せめて「越水がなかったので影響はないと見込まれるが、被害全貌と状況を確認しないと、まだこれは明確に申し上げられない」というような認識を持ち、表現いただけなかったのが残念であります。
当日午前2時過ぎから6時近くまで、ピーク時を含めて市内各地の浸水箇所を私も見て回りましたが、放置されている車両、その車両の中にまだ運転手さんがいてとまどっている様子、玄関先で不安そうに水面を見ている方々、堤内外が増水位で冠水してしまっている状況、こうしたものなどを目の当たりにしていますと、冠水にさらされてしまった市民と同様に、なおさらそういう寂しい気持ちを持ってしまいます。
一方で、現場の市ですら被害直後に状況を把握し切れていなかったわけですから、県が把握できないのはやむを得ないかもしれません。だからこそ、限られた情報の段階では、そうした被災者が不安になる、寂しい思いになる、そうしたコメント等は控えて、まず、状況の把握をより迅速に行うべきだと考えますが、いかがでしょうか。県土整備部長の所見をお聞かせください。
A 金子勉 県土整備部長
6月2日からの大雨の際、中川の水を江戸川に排水する国管理の三郷排水機場のポンプ設備に不具合が発生し、本来の機能が発揮されませんでした。
県は、内水被害について調査中でございましたが、河川の越水がなかった事実と、ポンプ設備の不具合と内水被害が直接因果関係にあるという理解はしていない、ということをお伝えしました。
危機管理を行う上で、限られた情報の中で、検証前であっても、情報を発信することは重要なことであると考えています。
現在、ポンプ設備の不具合による内水被害への影響につきましては、国が検証しているところです。
県では、今回の内水被害を踏まえ、まずは早急に中川・綾瀬川流域における降雨の分析を行い、その上で、国や市町と連携し、節目節目での適切な情報発信や流域対策を今後も進めてまいります。
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