埼玉県議会 県議会トップ画像

ここから本文です。

ページ番号:239252

掲載日:2023年7月14日

令和5年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(木下博信議員)

知事公約-これからの4年に向けて-について-スタートアップ企業と技術の支援について-

Q 木下博信 議員(自民)

知事公約の2つ目の柱「持続的な発展に向けた戦略的転換」の中の、「スタートアップ企業と技術を支援し、ニーズと適切にマッチング」というところについてです。
その項目の中に、「渋沢栄一創業プロジェクト」を立ち上げ、伴走型の創業支援、インキュベーション施設を提供し、起業家や異業種企業が交流できる場を創造するとされています。この中身については、昨日の関根議員の答弁の中で、人と人が集まるのがサロン、1人でも多くの利用者を集めることが必要等々ですね、内容の説明も頂きましたので、私からはこの渋沢栄一創業プロジェクトについて、この取組は農大跡地周辺に整備するロボティクスセンター、これとの連携をどのように意図しているのか。それとも、実は全く別個の取組なのかということを確認させていただきたいと思います。
知事の御答弁、よろしくお願いいたします。

A 大野元裕 知事

渋沢栄一翁は、「民の力を強くしなければ、世の中の繁栄はない」との信念の下、後に日本の経済発展に大きく貢献する企業を多数生み出しました。
私はこうした理念を受け継ぎ、渋沢栄一創業プロジェクトを立ち上げ、新事業の創出や大きな成長を目指す起業家や企業を支援する仮称「渋沢栄一起業家サロン」の設置に向けた検討を進めているところであります。
サロンは、様々な分野や業種の企業が集い、互いのアイデアや技術などを組み合わせることにより新事業の立ち上げや課題解決を図る、オープンイノベーションの創出に向けた交流の場にしていきたいと考えているところであります。
その一方で、仮称「SAITAMAロボティクスセンター」は、市場規模の拡大が見込まれるサービスロボット産業へ県内中小企業の参入を促進するための核となる施設として整備をしております。
センターには、実証実験を行う屋内外のフィールドや、企業や研究者が集うレンタルラボなどを整備する予定です。
このようにサロンはソフトを中心として、そしてセンターはハードを中心として別々に整備をしてまいります。
他方で、サロンが対象とする分野にはロボット産業も含まれるため、渋沢サロンで生まれたロボットに関するアイデアをセンターの開発プロジェクトにつなげることや、またはその逆の活用も考えております。
引き続き、サロンはオープンイノベーションのための幅広い交流の場として、また、センターは実証実験を伴うロボット開発の場として、それぞれの強みを生かし効果的に活動し、そして分野が重なるところにつきましては連携ができるよう検討してまいります。

再Q 木下博信 議員(自民)

行政でやることで起こりがちなんですが、あれもこれもとやっていくとだんだんエッジがきかなくなって、どれも似通ってしまうと。その特性が見出しにくくなるということが、えてして起こりがちであると思います。
とはいうものの、今、知事は、こちらはこういうソフトであり、こちらはこういうハードでありということで、それぞれの役割の認識を明言いただきましたので、実際にこれは次の4年の公約ですから、その4年を得てからになりますが、それぞれのソフト面での渋沢栄一プロジェクトとロボティクスセンター技術も含めたもの、それが本当に専従の特性を持ったエッジのきいたものがあって、それが逆にそれでありながら連携していって、こっちからもあっち、あっちからもこっちといって行けるような、今、知事が言ったものを実現するのって相当留意してPRなり、事業執行を意識していかないと埋没してしまう可能性があるなとちょっと危惧をいたしますので、改めて本当にどちらもエッジのきいたものとして、日本に誇れるものとしてアピールしていくと。その上で連携を図るという知事の思いを聞かせてください。

再A 大野元裕 知事

世界に誇れるものとしてのアピールと相互の連携についての御質問と承りました。
冒頭の御質問で、経営改革の中で組織マネジメントが含まれるという風に申し上げましたが、これらのエッジが効いたそれぞれの取組について、私自らしっかりとこれを見ていくとともに、それぞれの役割について明確にしたいと思っています。
また、オープンイノベーションの創出やロボット産業への参入支援という、それぞれの施設の役割を明確にし、議員のお言葉で言うエッジの効いた形で相互の連携を図り、県内企業の成長により県経済が活性化されるよう特に目を配ってまいりたいと考えます。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?