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掲載日:2022年3月30日

令和4年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文(田並尚明議員)

DXの推進について - DXを推進するに当たっての基盤整備について

Q  田並尚明 議員(民主フォーラム)

これまで意識改革や推進体制などソフト面についてお伺いしてまいりましたが、ここではハード面の基盤整備についてお伺いさせていただきます。
偉そうなことをさんざん言ってまいりましたが、私はDXの質問なのに、資料も紙、下書きも手書きという超アナログ人間ですが、そんな私でも、DXを推進するに当たっては、物すごい量のデータが行き交うんだろうなということぐらいは想像できます。
しかし、県庁の職員さんたちに庁内デジタルの環境を聞くと、「PCのスペックが低いため処理能力が追いつかない」「回線速度が遅いときがある」「職員ポータルが遅い場面が多い」「リモートが多いことに由来したと見られる県庁LAN全体の回線遅滞が多い」、その他にもここには書き切れないほど多数の御意見をいただきました。こうした職員さんの話を聞く限りでは、いまだ庁内デジタル環境は整っているとは言えない状況です。言わば、細い水道管に大量の水を流し込んでいる状況だと思います。県としても改善を図っているところですが、少し遅くはないでしょうか。
DXの推進は、県の主要施策であるとともに、これからの県内経済や県民の皆様の安心で快適な生活環境をつくり出すためにも重要な施策です。意識改革や体制の強化といったソフト面に加え、DXのハード面である基盤整備の強化も早急に取り組む必要があると考えます。
そこで、お伺いいたします。令和4年度も取り組まれる予定になっておりますが、本県において本気でDXを推進するためには、庁内のハード面の基盤において、もっと集中的に予算を投下して早急に整備をするべきと考えますが、知事の意気込みをお伺いいたします。

A   大野元裕   知事

議員御指摘のとおり、DXの推進には、職員の意識改革や能力強化に加え、業務のデジタル化を進めるツールの導入や、そのツールを利用するための盤石な情報基盤の整備が必要です。
県では情報基盤の中心となる県庁LANを平成10年に稼働して以降、これまで3回の更新で回線速度の向上や機器の増強を行い、業務に支障が生じないように取り組んでまいりました。
しかしながら、DX推進に伴う業務のデジタル化のために大きな変化が訪れ、例えばWEB会議システムの利用増加などに伴い、通信量が急増し、特に始業時などに遅延するケースも見受けられています。
必要な増強を行い、昨年度よりは大きく改善をしてまいりましたが、それでも新しいシステムを円滑に利用するためには、それに対応したネットワーク全体の再設計が必要となります。
予算をかけて継ぎ接ぎ的な対処を行っても、効果は限定的で根本的な解決には至りません。
令和4年度予算案では、令和5年度末の稼働に向けた新たな県庁LANの構築経費をお願いしております。
設計に当たっては、通信量が多く発生するWEB会議システムなどの利用を前提としています。
また、敷設から20年以上経過しているLANケーブルの更新も予定し、ボトルネックのない通信ができるよう対応してまいります。
稼働が2年後となりますが、2年間にわたる大規模な事業にしっかりと挑み、職員がハード面でストレスを感じることなくDXに取り組むことができるよう、情報基盤の整備を行ってまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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