令和2年12月定例会 「人材育成・文化・スポーツ振興特別委員長報告」

委員長　小川　真一郎

人材育成・文化・スポーツ振興特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興並びに東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に関する総合的対策」でありますが、今回は、「スポーツの振興について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「埼玉アスリートの年代に応じた支援体制として、プラチナキッズ、プラチナジュニア、プラチナアスリートがあり、それぞれ30名という枠があるが、一度選考されるとそのまま上の段階にスライドして、中学や高校になって能力を発揮する人は、途中で入ることはできないのか」との質問に対し、「中学生になってからアスリートの能力を発揮する子供もいる。そうした子供がサポートを受ける可能性をなくすことがないよう、それぞれの段階で選考していきたい」との答弁がありました。
次に、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において、外国人観客については医療保険に加入しないと入国できないくらいのことをしないと、仮にコロナに感染した場合には、日本人の患者が受診できないことや医療費の未払いが懸念される。こうした問題について、国と連携して考えてほしいがどうか」との質問に対し、「外国人の観客を入国させる場合、スクリーニング、行動管理、健康管理、ビザの情報及び自国での陰性証明を把握する仕組みを国で検討していることは承知している。このことについては、来春までには徐々に明らかになってくると考えている」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興並びに東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。

• 注意：氏名の一部にJIS規格第1・2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。