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掲載日:2020年3月31日
Q 諸井真英 議員(自民)
新型コロナウイルスの拡散が止まらず、開催そのものが不安になりつつある東京オリンピック、そしてパラリンピックですが、現時点では開催を前提で準備か進められております。また、最近ネット上のデマによってトイレットペーパーが買い占められているというニュースがありますけれども、ウイルスよりデマのほうが拡散力が強いという日本社会は、安全面から考えると不安な面が多々あるというふうに感じております。
さて、世界中から多くの観客が訪れることを想定される中、そういった中でも安全面において万全な準備をしなければなりません。
サッカー、そしてバスケットボールが行われる埼玉スタジアム2002、さいたまスーパーアリーナにおいては、試合によってはスタジアムのほうは6万人、スーパーアリーナのほうは2万人というような入場者が見込まれております。そのような状況において観客の安全な動線をどのように考え、準備しているのでしょうか。
また、オリンピックでは通常、経験のない同日2試合開催なども予定されていますけれども、退場者と入場者のスムーズな動線は可能なのか。両会場ともに会場周辺の広場に人があふれるような状況になった場合、過密となるため動線が難しいと感じますけれども、どうでしょうか。特にスーパーアリーナは駅とけやき広場と、そして競技場と三つが密接していますけれども、動線をどのようにしますでしょうか。組織委員会などとどのように連携して安全な動線を確保していくのか、県民生活部長にお伺いいたします。
A 小島康雄 県民生活部長
安全でスムーズな動線を確保することは、基本的には東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の役割となっておりますが、本県としてもこれまでの国際大会の経験などを踏まえ、組織委員会と協議を重ねているところです。
まずサッカー会場である埼玉スタジアム2002です。サッカー競技が開催される8日間のうち3日間は、夕方から2試合が行われ、1枚のチケットで2試合を観戦することができます。
このため2試合の間、どのタイミングでも会場へ出入りすることができるので、入場者と退場者が出入口で交錯してしまう懸念があります。
そこで、出入口の人の流れの状況に応じ、ゲートの幅を柔軟に変えるなど、円滑な流れを確保するための対応を検討しております。
また、浦和美園駅から会場までの歩行者通路には、要所、要所に警備員や誘導員を配置して観戦客の円滑な誘導を図ってまいります。
次にバスケットボール会場のさいたまスーパーアリーナです。バスケットボール競技では1日に最大4試合が実施され、1試合ごとに全ての観戦客を入れ替えなければなりません。
そこで会場に三つある出入口を、一つは入場者専用、残る二つは退場者専用にするとともに、駅から会場に向かう流れと、会場から駅に向かう流れが交わらないようにして、観戦客の円滑な移動を図ります。
また、どちらの会場におきましても、多言語で情報を提供したり、誰にでも分かりやすい絵文字であるピクトグラムを表示し、観戦客に周知します。
次に、組織委員会とどのように連携していくのかについてでございます。
組織委員会では、平成31年1月に「埼玉会場ラストマイル検討会」を設け、組織委員会と埼玉県、会場市、警察及び消防が一体となって、観客動線の安全確保について協議を進めています。
本県としては、これらの検討会などを通じて組織委員会に本県の意見を直接伝えるとともに、関係者と一体となって安全な動線の確保に万全を期してまいります。
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