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掲載日:2022年10月13日
Q 細田善則 議員(自民)
世界で教育のキーワードとされているサイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マスマティックス、いわゆるSTEM教育の重要性が高まり、プログラミング教育などが始まっていますが、ICTがもはや生活の一部に組み込まれている現代社会では、将来、文系的な仕事に就きたいとか、理系的な分野に進みたいということだけで生徒をきっぱり分類しない文理融合を取り入れる学校が増えてきております。一方で、県立高校においては各学校の方針にもよりますが、まだまだ文理の選択がされる、そんな学校がまだ多々ございます。
そこで伺います。2022年からの新学習指導要領では、数学において統計的な内容の改善充実が図られ、また教育再生実行会議の提言では文系科目、理系科目をバランス良く学ぶことの必要性が打ち出されていますが、文理融合のカリキュラムについて教育長にお考えをお伺いいたします。
続いて、もう一点、現状の把握のための調査の提案を一つ申し上げます。
今回の質問をする際に、現在の県立高校の文理の選択状況を問い合わせをいたしますと、教育局で生徒がどんな理由で文理を選択したかという分析はおろか、そもそも県立高校の文理の選択状況の数字をふだん集計していないということでした。それですと、文理融合の政策を考えるにしても、根拠に基づく政策立案(EBPM)によるアプローチもできませんし、できるだけ教員の負担を極力増やさない方法で県立高校の文理の選択状況に加え、その理由についての調査が必要だと考えます。教育長に御見解をお伺いをいたします。
A 小松弥生 教育長
文理融合したカリキュラムについてでございます。
文系・理系のどちらかに偏ることなく、バランスよく学ぶことは、将来どのような分野に進む生徒にとっても、非常に重要なことだと考えております。
例えば、美術館の職員になる場合も、美学や美術史に関する知見だけでなく、入場者数や収支などの統計データを分析したり、新しい展示や情報発信のためにICTを活用したりする力が求められます。
生徒たちがこれからの社会で活躍することができるよう、今後とも、文理融合したカリキュラムの編成について研究を進めてまいります。
次に、県立高校の文系理系の選択状況及びその理由についての調査についてでございます。
県立高校では、文系理系のクラスを明確に分けている学校もあれば、総合学科のように文系理系を明確に分けていない学校もあるため、一律に選択状況を調査することは難しい状況がございます。
今後、県立高校において、文理融合の取組を進めていくためにも、実態把握は必要なことであると考えておりますので、どのような調査ができるか研究をしてまいります。
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