埼玉県議会 県議会

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掲載日:2018年7月13日

平成30年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(杉島理一郎議員)

流域下水道施設のストックマネジメントについて

Q   杉島理一郎議員(自民)

道路や橋りょうなど社会インフラの老朽化対策が叫ばれる中、私は、県民生活を縁の下で支えている下水道にこそ、しっかりとスポットを当てるべきだと考えます。下水道は、上流から下流への一方通行でう回路がなく、上水道のように、止めたり流したり備蓄をしたりすることができません。さらに、硫化水素によるコンクリートの腐食や自動車によるマンホールの傷みなど特有のダメージもあります。
このような特性を抱えながら、本県の流域下水道は、事業着手以来50年以上が経過をし、平成30年代半ばから順次更新時期を迎えます。下水道事業管理者は、2月定例会で我が自民党県議団小島団長の代表質問に対し、今年度中にストックマネジメント計画を策定し、安定的に適正な規模での投資を持続して機能を保全していくとともに、環境対策にも積極的に取り組んでいくと答弁をしております。限られた人的資源や財源の下で、この流域下水道事業を適切に執行していくためには、中長期的な事業量を見通した上で、事業量の平準化と優先的な主要プロジェクトを定めることは大変重要なことだと考えます。
今、各自治体で公共施設マネジメントを実施しておりますが、どの自治体でも国のフォーマットどおり、大体同じような計画や運用の仕方で、自治体としての芯を通す理念や在り方が問われていると感じます。そこで、本県の流域下水道施設のストックマネジメント計画においては、どのような理念を持って計画をしていくのか、下水道事業管理者にお伺いをいたします。
更に重要なのは、計画を策定して終わりではなく、しっかりと進行管理をし、PDCAサイクルを回していく仕組みを作ることであると考えます。そこで、どのような目標設定をしてPDCAサイクルを回していくのか、併せて御答弁をお願いいたします。

A   粟生田邦夫   下水道事業管理者

まず、「ストックマネジメント計画をどのような理念をもって計画していくのか」についてです。
下水道局では、本年1月に、平成30年代の事業運営の根幹となる「埼玉県下水道局経営戦略」を策定しました。
この中では、流域下水道事業の全てに通じる「戦略目標」や「戦略の指針」、これらを具現化するための「戦略の基本方針」を定めています。
具体的には、「24時間365日、絶え間なく流域下水道サービスを提供する」ことを目標とし、「下水道本来の機能を「持続」するとともに、事業環境の変化に適応する「進化」を遂げる」ことを指針としています。
さらに、基本方針の一つに「企業の経済性の発揮と公共の福祉の増進」を掲げています。
ストックマネジメント計画は、この戦略をバックボーンとして、流域下水道施設を中長期的に事業量を見通しながら、計画的、効率的に整備していくための下水道局内の事業シナリオです。
従いまして、事業運営の根幹を定める「経営戦略」が、お尋ねの「ストックマネジメント計画の理念」に該当するものです。
次に、「どのような目標設定をしてPDCAサイクルを回していくのか」とのお尋ねについてです。
議員ご指摘のとおり、計画の進行管理に当たっては、目標を見据えてしっかりマネジメントしていく仕組みとすることが必要です。
このため、下水道局では、「ストックマネジメント計画」と併せ、老朽化対策や耐震対策、下水道資源の有効活用等の事業目標などを定める「経営マネジメント目標」の策定に取り組んでいます。
目標の例としては、老朽化対策については、過去の維持管理の知見などに基づき、標準耐用年数を超える目標耐用年数を設定し、可能な範囲で長寿命化を図る。
また、耐震対策については、土木・建築施設の老朽化対策が本格化する平成30年代半ばまでには、全ポンプ場の耐震化や終末処理場の流入から放流まで最低1系列の耐震化を終了する、などを考えています。
このような目標に基づき、事業を実施し、進捗状況や経営環境の変化等を踏まえた事業計画の見直しなどにより、PDCAサイクルを回してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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