平成28年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文（岡田静佳議員）

航空公園の駐車場確保とサッカー場等の充実について

Q　岡田静佳議員（自民）

航空公園は県民に愛されている緑豊かなすばらしい公園で、土日になると大変にぎわっていますが、どの駐車場にも長い列ができて、とても危険な状態です。
そこで、都市整備部長にお尋ねします。
このような状況の航空公園に駐車場を増やすことはできないでしょうか。航空公園の近隣には、財務局の空き地があり、所沢警察の建替え時の駐車場として使うことになっておりますが、その後は利用が全く決まっていません。次の利用が決まるまでは、公園の駐車場として開放するように国に要望していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。
また、4室ある茶室には1台分ずつの駐車場がありますが、高齢化で歩くのも大変な方が増えたこともあって、茶室の駐車場を増やしてほしいという意見があります。併せてお答えください。
また、現在入間基地にあるアンリ・ファルマンを所沢飛行場の跡地である航空公園の発祥記念館に返してほしいという市民の声が多くあります。正に、約100年前に日本の空を始めて飛び立ったアンリ・ファルマンは、所沢飛行場の原点です。防衛省と交渉して記念館に移設できないか伺います。
続いてサッカー場です。現在、所沢市と各団体と協議を進めていただいておりますが、スケジュールをお示しください。
また、西武線側にスタンドを造ってほしい、ナイター照明、クラブハウス、試合前のアップ場所を確保してほしいなどの様々な要望があります。こちらについてもお尋ねします。

A　福島浩之　都市整備部長

まず、財務局の空き地の駐車場開放に関する国への要望についてです。
議員お話しの土地の一部は、当面、所沢警察署の建替えに伴い、臨時駐車場として利用される予定と聞いております。
その後の活用について、財務局に相談をしてみました。
財務局では売却の方針を強く固めており、公園駐車場として開放する考えはないとのことです。
引き続き情報収集に努めてまいりますが、困難であることを御理解賜りたいと存じます。
次に、茶室の駐車場の増設についてです。
茶室には、1室につき1台、計4台分の駐車場があります。
これは、茶道の道具を搬入するため設置したもので、安全確保の観点から原則禁止している公園内への車の乗り入れを例外で認めているものです。
このため、搬入以外の方々には、徒歩での利用をお願いしております。
お話しのとおり足の不自由な方も想定されますが、駐車場の増設は困難な状況です。
そこで、公園利用者の安全を確保しながら、現行の4台分の駐車場の中で柔軟に対応できるか、指定管理者と協議してまいります。
次に、アンリファルマンの航空発祥記念館への移設についてです。
日本の空を初めて飛んだ複葉機アンリファルマンは、航空自衛隊入間基地の教育講堂修武台記念館に保管され、隊員の研修の教材として現在も使用されているとのことです。
このため、移設については困難な状況にございます。　
次に、サッカー場のスケジュールについてでございます。
現在、人工芝グラウンドへ改修するため、所沢市や市のサッカー協会、ラグビー協会の意見を伺いながら、詳細設計を取りまとめております。
引き続き、関係機関との調整を進め早期に工事着手できますよう努めてまいります。
次に、スタンド、ナイター照明、クラブハウス、試合前のアップ場所などの要望への対応についてでございます。
県といたしましても、利用者や競技団体へのアンケート調査から施設に関する多くの要望があることを認識しております。
これらの施設は、利用者の利便性を高める一方、多くの建設費や維持管理費が必要となります。
このため、所沢市と整備、維持管理に関する課題の整理や役割分担などの協議を行い、検討を進めてまいります。

• 上記質問・答弁は速報版です。
• 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。