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掲載日:2019年10月17日

平成28年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(岡田静佳議員)

小児医療の地域偏在の解消を 

Q 岡田静佳議員(自民

本年12月にさいたま新都心に埼玉県立小児医療センター新病院がオープンします。周産期医療の充実として、新生児集中治療室(NICU)が15床が30床に増え、新生児治療回復室(GCU)27床が48床に増えます。また、小児集中治療室(PICU)は14床新設されます。この新病院の整備に関する総事業費は約533億円です。そして、職員定数は765人、そのうち医師は115名もいます。前回も申しましたが、西部地区の産科の中核を担っていた西埼玉中央病院は、NICU医師が過重労働で2名一緒に辞めてしまったため、立派なNICU施設が新設されたにも関わらず、普通分娩しかできない病院になってしまい、早期の再開を求めます。
西部地区とさいたま市は電車でも車でもアクセスが悪いため、どちらも1時間半かかります。救急車でも1時間近くかかると思われ、緊急時に間に合うのか疑問です。このように、県立小児医療センター新病院が完成し、さいたま市を中心とした地域では小児医療の充実が図られる一方、県西部や北部地域では小児科医が不足している地域偏在が顕著な状況です。
そこで、当面の対応として、県立小児医療センターの医師をこうした地域の病院、特にNICU施設がすぐに活用できる西埼玉中央病院に積極的に派遣してほしいと考えますがいかがでしょうか、病院事業管理者に伺います。

A 名和 肇 病院事業管理者

小児医療センターは、全県を対象とした三次医療機関として、地域の医療機関では対応が困難な小児患者を受け入れ、高度で専門的な医療を提供しております。
こうした役割をしっかりと果たすためには、医療スタッフの体制強化、特に医師の確保は極めて重要でございます。
新病院の医師定数は115人ですが、20の診療科目を持つ小児医療の総合病院であり、これは新病院の機能を発揮するために必要な最小限の人数でございます。
現在、医師の派遣につきましては、保健医療部が小児二次救急医療体制を確保するために実施している「医師派遣事業」により、小児医療センターの非常勤医師を県内2か所の医療機関に派遣しております。
一方、新病院ではNICU30床と新生児治療回復室いわゆるGCU48床の合計78床を稼働するため、14人の常勤医師を配置する予定であり、現在、医師の募集を行っております。
このような状況ですので、西埼玉中央病院や地域の病院に医師を派遣することができないことを御理解賜りたいと思います。
なお、全国的に周産期医療や小児救急を担う医師が不足する中、新病院では小児専門医療を担う医師を輩出する役割を積極的に果たし、地域の小児医療全般の体制強化にも貢献してまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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