陥没箇所付近の「硫化水素濃度」・「臭気」・「騒音、振動」測定記録

目次

• 測定の目的
• 陥没箇所付近の硫化水素濃度、臭気の測定
• 屋内の硫化水素の測定
• 陥没箇所付近の騒音、振動の測定

測定の目的

令和7年1月28日に八潮市内の県道松戸草加線中央一丁目交差点内において、中川流域下水道の下水道管の破損に起因すると思われる陥没が発生しました。
これに伴い、陥没部周辺での硫化水素・臭気の発生状況及び工事による騒音、振動を確認するため、定期的な測定を行っています。
また、近隣の屋内の状況を把握するため、令和7年9月24日から順次屋内の硫化水素の測定を開始しています。

※下水から発生する臭気のうち、健康に被害を及ぼす恐れのある物質として硫化水素があり、労働安全衛生法では硫化水素濃度が10ppmを超えると硫化水素中毒の恐れがあるとされています。

陥没箇所付近の硫化水素濃度、臭気の測定

測定場所

陥没箇所付近の地表5地点（GL+1.2m～1.4m程度）

出典：国土地理院ウェブサイト(地理院地図を加工して作成)

測定方法・頻度

固定式の測定器により令和7年2月6日から(臭気については令和7年2月25日から)毎日測定を行っています。

測定結果（硫化水素濃度、臭気）

硫化水素濃度（単位：ppm）、臭気（単位：センサー値）の測定の結果は以下のとおりです。

令和7年12月以降の測定結果

https://prefsaitama.viewer.kintoneapp.com/public/gesui-ryuukasuiso-syuuki

令和7年11月以前の測定結果

PDF（PDF：3,242KB）／Excel（エクセル：2,049KB）

※測定場所の「工事現場内／外」について
工事現場内：復旧工事現場内で、原則として工事関係者以外は立入禁止の場所
工事現場外：復旧工事現場外ですが、近隣純民のみ通行可能な場所（現在は交通規制を解除し、一般通行が可能な場所もあります）

※測定結果のうち「-」の部分は、測定開始前、測定対象外の時間帯、欠測又は測定器のデータ保存期間経過後のため記録の残っていないものです。

【参考】

臭気センサー値から臭気指数への換算の目安は次表のとおりです。
なお、換算値は臭気計メーカー独自のもので、実際の臭気指数の測定値とは異なります。

センサー値	臭気指数
200	10
400	24
600	33
800	39
1000	43

 

屋内の硫化水素の測定

陥没箇所の近隣の住民・事業者の皆さまに御協力いただき、令和7年9月24日から順次ポータブル測定器による屋内の硫化水素の測定を開始しています。

測定場所

周辺の家屋等8か所（陥没箇所から50m以内、100m以内、200m付近）

測定方法・頻度

住民・事業者の皆さまにお貸ししたポータブル測定器を屋内において頂き、連続測定しています。
定期的に県が測定データを回収しています。

測定結果（屋内の硫化水素）

令和7年11月分まで

測定結果PDF（PDF：134KB）／測定結果Excel（エクセル：72KB）

※陥没箇所から50m以内の結果のみ掲載しています。
100m以内及び200m付近の結果についてはデータを取りまとめしだい掲載予定です。

備考

• 測定場所は個人情報に該当するため、お問合せ頂いても公表できません。
• 屋内での観測が基本にはなりますが、定点観測によるデータではないため、あくまで参考値としてご覧ください。
• ポータブル測定機器を使用しており、屋外での測定結果が含まれている場合があります。
• データは10分間の平均値を算出しています。

陥没箇所付近の騒音、振動の測定

測定場所・測定頻度（騒音、振動）

陥没箇所付近の地表5地点で、2月20日から毎日測定を実施しています。

出典：国土地理院ウェブサイト(地理院地図を加工して作成)

測定結果（騒音、振動）

騒音、振動の測定結果は以下のとおりです。（単位：db）

※定点で定時に測定した結果です。

https://prefsaitama.viewer.kintoneapp.com/public/gesui-souon-shindou