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掲載日:2026年4月7日
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今回は、和光市地域子ども防犯ネットを運営する特定非営利活動法人こども・みらい・わこうの皆さまをご紹介します。
NPO法人の正会員は約50人です。中心メンバーとして主に活動しているのは、5人です。
元々は学校のPTAだった人が多いです。最高齢は83歳の男性です。消防団員の方々20人くらいも正会員になっています。
和光市駅南口整備に伴って、周辺地域に治安の悪化が見られました。そこで、PTAや自治会、青少年を育てる会などが中心になって駅前を浄化しようと思っていました。そのような中、大阪の池田小学校の事件が起き、これは市全体の問題だ。地域ぐるみで子どもを守らなくてはいけないということになったのが活動のきっかけです。
そこで、和光市地域子ども防犯ネットという団体を立ち上げ、2001年7月19日に和光市南口駅前一斉パトロールを実施しました。その後、市内の小中学校のPTAや自治会、青少年を育てる会、婦人会、民生委員に加えて、地元和光市や和光市の教育委員会にも声をかけて、活動を広げていきました。
子どもを対象にした防犯活動をしていく中で、不登校問題や発達障害への理解など、子どもたちの健やかな育ちを応援する分野にも活動を広げていきたいという思いもありました。また、NPO法人にした方が活動の継続化がしやすいと考え、2006年にNPO法人こども・みらい・わこうを設立しました。
和光市地域子ども防犯ネットは、子どもを対象にした防犯活動に特化しています。NPO法人では、発達障害を理解する学習会など多岐にわたって、子どもたちの幸せのための活動を行っています。
メンバーがいろいろな講演会などに参加して「この人、講師としていいなあ。」と思って、「こんな人がいるんですけれど」って和光市の危機管理室さんに相談することが多いです。和光市の防犯リーダー養成講座と兼ねる形で防犯講演会を実施していることもあり、講師との交渉や会場の確保などは市が、広報は当会が行っています。その際、市内小中学校保護者向け一斉送信メールでは教育委員会にも協力をいただいています。チラシのデザインは、和光市地域子ども防犯ネットのメンバーが作成しています。
令和7年度防犯講演会の様子

和光市役所に行っては、各課をできるだけ回るようにしています。そうしたことをもう25、6年続けています。そうしているうちに、自然と市の担当者の方から声をかけられるようになりました。
山田代表)
防犯って成果がなかなかわからないですよね。何もないことが当たり前だと思われていますよね。でも、みんながこうした活動をやっていれば成果があるということ。何もないことは私たちが望んでいる成果なのだと思っています。そして、子どもたちの安全を常に考えて活動してくれる素晴らしいメンバーがいてくれたことが本当に良かったことだと思っています。
久保田事務局長)
防犯って本当に成果が見えないんですよね。やらなくてもいいんじゃないかって思われることもありますけれど、続けていくことが大事だと思っています。難しい活動だと思っていますけれど、私も何もないことが成果だと思っています。そして、いろいろな方々とつながりが持てたこともやりがいだと思っています。
市内の小学校2年生を対象にした防犯教室を行っていますが、そこで逃げるときはランドセルを捨てて逃げることを伝えていました。そうしたことを「ノーランドセル」って言うんですけれど、子どもたちが「あっ!ノーランドセルの人だ!」って覚えてくれていて、声をかけてくれるのがとてもうれしかったです。
宗片氏)
防犯教室では紙芝居も使っているのですが、中学2年生を相手に読み聞かせをする際に、その紙芝居を持っていくと、ほぼほぼみんなが覚えていてくれているんです。小学生の頃に伝えたことが、きちんと根付いているということがうれしいです。
また、防犯活動をしている大人の人という意味で「キッズ・ガーディアン」という名札を下げているんです。そうすると「あっ!キッズ・ガーディアンの人だ~」って声をかけられるんです。キッズ・ガーディアンには、約670名の方が登録されています。
そして、何よりも自分の子どもたちが私たちの活動を認め、誇りに思ってくれていることに大きな喜びを感じています。
松永氏)
私は、2016年から活動に参加しています。元々地図のソフトウェア関連の仕事をしていたため、和光市内に新しい小学校が出来た際、安全点検マップを作るということで、声をかけられたのがきっかけです。みんなの安全点検マップ作りのためのフィールドワークを通じて、保護者、学校や市役所、社協などいろいろなところと情報共有をしながら作成していくところに意義を感じています。
キッズ・ガーディアンについて


やはり中心メンバーが増えないことです。中心メンバーに入ってくれそうな人たちもいましたが、コロナ禍で離れていってしまいました。男性は高齢になっても働いていらっしゃるし、女性の社会進出ということもあって、なかなか「ボランティア活動までは手が回らない」とのことで人が集まらないです。
現在、「ながら見守りアプリ」というアプリを作成していて、テスト運用中です。アプリ上で、危険個所をマッピングし、実際に歩きながら見守りをしてもらうことで、ポイントがついたり、ランキングが出たりという設計になっています。2~3年後の完成を目指しています。

インタビューにご協力いただいた皆さま:
(左より)宗片氏、山田代表、久保田事務局長、松永氏