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掲載日:2022年8月5日

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NPO法人活動紹介(特定非営利活動法人川口市民防災ボランティアネットワーク)

全体像

 当法人は、防災に強いまちづくり、良好な環境づくりを目指してネットワークづくりを進め、地域と社会の防災に関わる知識・技術・教育の普及を目的とする活動を行っています。

 今回は、当法人の主催により実施された「青少年ボランティアスクール『君は生き残り、まちで活躍する!』」を取材させてもらいました。

当日の様子

―イベント開始

 今回のイベントには、中学生・高校生が計10人集まりました。「防災に興味があった」「災害が起きた時に正しい行動ができるようになりたい」など、様々な理由からイベントに参加した学生が集まり、2つのグループに分かれて活動することになりました。

 

―防災バッグには何を入れるべきか?

 地震や台風などの災害時に備えて必要なものが入った防災バッグには、どんなものを入れるべきかについて考えました。10個だけ入れられるとしたら何を入れるかについて議論し、「耳栓の代わりにもなるイヤホンを採用したバッグ」「口の中を清潔に保つために歯ブラシを採用したバッグ」など、グループ内での理想の防災バッグが完成しました!

議論

 

―ブルーシートの広げ方を体験!

 災害時に屋根が損傷したときを想定して、ブルーシートで応急措置をする体験をしました。屋根の上で広げることや風が強いことを想定すると、ブルーシートを広げるのは意外と難しいことがわかりました。講師の方に工夫したブルーシートの広げ方を教えてもらい、より簡単な方法でブルーシートを広げられるようになりました!

ブルーシート

 

―昼食は防災食を体験!

 昼食は参加者全員で非常食を体験しました。非常食をみんなで協力して作り、試食もしました。

防災食

 

―防災ゲーム「クロスロード」を体験!

 昼食後、防災ゲーム「クロスロード」を体験しました。災害時の状況を想像しながら、どう行動すればよいか考え、グループの人たちと意見交換しました。自分と異なる考えの意見や自分の考えていなかった視点からの意見を聞くことができました。

 

―スマートフォンを災害時に活用するには?

 最後にスマートフォンを災害時に活用する方法についてグループで議論し、発表しました。災害時に役に立ちそうな機能やスマートフォンを活用する際に注意すべきことについて考えました。「正確な情報を素早く手に入れるためにネットニュースを利用すべき」「位置情報共有アプリを利用すべき」などのアイデアが生まれました。

発表

 

―イベント終了

 本イベントは参加者の学生が主体となって活動する機会が多かったのですが、積極的に意見交換をしていく中で次々と案が生まれ、どんどんと内容が良くなっていきました。良くなっていくごとに参加者の笑顔も増え、参加者の交流や視野を広げる良い機会となりました。今回のイベントでの経験を活かして、災害が起こった時に適切な行動ができるように備えようと思います。参加者のみなさま、お疲れさまでした!

NPO法人の方にインタビュー

集合写真

―防災について楽しく学ぶことができ、良い経験になりました。

 今回のイベントを運営する上で工夫したことは何ですか?

 中高生の貴重な時間(9:00~16:00)を貴重な体験として満足してもらえることができるだろうかという視点で、プログラムを考えました。コロナ禍なので、体調管理には気を配りました。猛暑で、長年やってきた街歩きの体験に代わるプログラムに昨年から変更しています。インドアなので、変化をつけるために防災バッグの中身の確認や、ぱっと広がるブルーシート体験、個人の考え、発言の時間を多く取り入れています。発表も次第に上手になっていました。

 

―法人としての活動の中で、大変だと感じたことは何ですか?

 やはり、活動費の確保、無償でも参加あるいは協力を得るための意義ある活動の継続と成果ですかね。

 

―法人の今後の展望についてお聞かせください。

 災害はいろんな形でやってきます。そのたびに想定外の部分での準備不足を感じます。ただし、大事なことは、その場その場で最大最良の知恵と行動が出来る仲間づくりが大事だと思っています。そこで、スキマ活動という手法で、いろんなイベントや活動を行っています。いろいろな団体の方々、行政(役所)、学校、地域自治会、医療機関、会社など、出来るだけ一同に会して話すと、漏れている点や役割分担の漏れが事前にわかります。またこの作業を通じて、実際の場面でも、問題を乗り越える力がつく。と考えています。青少年ボランティアスクールの体験を通じて、中高生に防災に関心を持ってもらったり、地域の町会や自治会に水位計やぱっと広がるブルーシートを紹介したり、子供目線の防災講座を企画したりしています。私たちの活動はまだまだ期待されていると思います。 

メッセージ

―ありがとうございました。最後にみなさんへ伝えたいことはありますか?

地域のために、若者が活き活き出来るように、すべての人が幸せに暮らせるように、防災を通じて関わっていきたいと思います。

 

(特定非営利活動法人川口市民防災ボランティアネットワーク)

(副代表理事)益田 栄壮



お問い合わせ

企画財政部 南部地域振興センター  

郵便番号332-0035  埼玉県川口市西青木二丁目13番1号 埼玉県川口地方庁舎2階

ファックス:048-257-0529

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