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掲載日:2020年4月6日

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知事メッセージ(新たな患者の発生及び和光市における国の集合研修の取りやめについて(4月4日))(テキスト版)

   本日の新型コロナウイルスの埼玉県の感染例でありますけれども、今日は11件です。昨夜判明の3件を含め、県の発表分としては、これまでで最も多い14件となりました。また、これから大変厳しい状況に、長期、戦いになると思いますけれども、埼玉県としてはなんとか感染者数を増やさないようなことを講じていきたいと思っております。
   まずは、グラフで確認させていただきたいのですが、過去に感染爆発と言われるような状況が起きたときのことです数日間で数百件という、急激に増加をいたしました。特に発生後、最初の感染者が確認されてから、30、40日目から指数関数的に陽性者が増加をいたしました。その一方で埼玉県においては、まだこういった形で、ぐっと上がっている状況にはなっていません。ただ、このグラフとこの辺りを見ていただくとお分かりになるとおり、東京の様子と極めて似ています。約10日ぐらい、東京の遅れ10日ぐらいの状況を示しています。東京もまだイタリアやドイツのようになっていませんが、しかしこの本日を含めて、この数日大きく増加していることは皆さんもご存じのとおりであります。このぐっと上がっていかないようにするために我々は、対策をしているわけですけれども、今後の埼玉県の状況について厚生労働省、政府のクラスター対策班の西浦先生に本県の発生動向の分析予測をしていただきました。これがその分析で、この黒い部分が発生時、先ほどのやつは発表の日であります。これは発症時で表してありますが、この黒が実績の部分であります。1週間後のたった場合がこれ、2週間後の予測がこうなりまして、発症時ベースで14,15人の人たちが1日ででるという可能性がでてきています。ちなみにこれまで段階では先ほどお見せしたのは発表日ですが、発症時ベースでいうと、10を超えることはいままではありませんでした。今日も含めて、発症時ベースでいうと、10を超えることはありませんでした。このようなかたちで、余談が許さない、こういう状況であります。特に最近では、このように感染経路が不明な者、もしくは現在追跡中の者が、徐々に増えてきているということがありまして、我々としては、大変懸念すべき憂慮すべき状況になっていると思います。もう一点、ご報告させていただきます。本日はもう一点ご報告があります。すでに一部メディアで報道はされていますけれども、和光市にある税務大学校研修所及び裁判所職員総合研修所での集合研修のことであります。週明けの4月6日月曜日から税務大学校では、千人規模、そして裁判所研修所では300人規模の集合研修が行われるということで和光市の松本市長を始め、市民の皆様や県議会からも懸念が示されました。私も昨日一報を受けて事実の確認をいたしましたところ、消毒液の設置やマスクの着用、換気や毎日の検温など、一定の対策を講じるとは言うものの、研修規模などに鑑みても、密閉・密集・密接、いわゆる3密に対して必ずしも十分な対策ができるとは言えないのではないかと感じました。

   そこで、税務大学校校長や裁判所職員研修所に直接電話をさせていただいて、次の2点をご指摘をし、強く取りやめをお願いいたしました。一つ目は蔓延防止の観点から埼玉県では500人以上の大規模な集会についてはこれまでも自粛をお願いをしてまいりました。また政府の専門家会合では感染者確認地域においては50人以上の集会をするべきではない、こういう指摘もありました。このような中で、国が千人規模の集合研修を実施するということは、埼玉県知事としては看過できないと申し上げました。

   また、もう一つは民間企業あるいは県民の皆様に対して蔓延防止にご協力をお願いし、テレワークや時差出勤をご協力をお願いをさせていただいている。あるいは様々なイベントについて泣く泣く中止、あるいは延期をしている事業者がいる中で、旗振り役の公務員が長期の宿泊研修を行うことが国民にとって理解されるのか、この2点について指摘をし、研修目的を達成するためには他にもオンライン研修などやり方があるのではないか、という風にご指摘をさせていただき、取りやめを強くお願いをいたしました。

   このことは、新型コロナ対策担当の西村大臣にも昨日ご連絡をさせていただき、国レベルでも働きかけをしていただいて迅速な対応をしていただきました。その結果、昨日深夜でありましたけれども両方の研修所ともご理解ご協力をいただき、オンライン研修などによって対応いただくという風にしたと連絡がありました。あらためてご尽力いただきました皆様には感謝を申し上げたいと思います。

   埼玉県では爆発的な感染拡大には至っていませんが、先程お見せしたとおり都心部に近い地域や、主要な鉄道、道路に沿って感染者が散発しており、人の移動に伴う感染拡大が強く懸念をされているところでございます。今後、爆発的な感染拡大をできるだけ回避していくためにはクラスターと呼ばれる集団感染を引き起こさないことが大変重要だと思っています。是非、県民の皆様にはご不便をお掛けをいたしますが、おひとりおひとりの是非行動に責任を持っていただき、早期終息、そしてもちろんまったくないことがいいのですけれども、少なくともピークを少しでも遅らせる、こういった対策にご協力をいただきたいと思います。

   以上でございます。

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