トップページ > 健康・福祉 > 医療 > 感染症対策 > 新型コロナウイルス感染症-埼玉県の新型コロナ情報- > 新型コロナウイルス感染症に関する知事発言等について > 新型コロナウイルス感染症に関する知事メッセージ(令和2年4月) > 不要不急な外出自粛及び県立学校の再開に向けて等に関する知事メッセージ(4月2日)(テキスト版)
ページ番号:175898
掲載日:2020年4月2日
ここから本文です。
知事
たった今、第9回の新型コロナウイルス感染症対策本部会議を、開催をいたしました。私の方からまず、ご報告を申し上げます。初めに、週末における不要不急の外出及び、平日における都内への外出の自粛について、県民の皆様にはご理解ご協力をいただきました。改めて、感謝を申し上げたいと思っています。本県においてはまだ、急激な感染拡大や、クラスター連鎖がするような状況には至っていません。しかしながら、その一方で、隣接する東京都における感染が、拡大している状況については、交通の行き来や、人や物が、流通が多いこの埼玉においても無関係ではあるとは言えず、懸念をしている所でございます。特にあの、これまで特に、ヨーロッパ、中国などを見ると、あの急激に感染者が増えるそういった時がありまして、我々としては、そういった急激な感染拡大を何とか避ける、或いは、後ろにずらすといった努力をさせていただいているところでございます。このような状況に至らせないためには、今が踏ん張り時だというふうに考えています。このため県民の皆様には、大変ご不便をおかけしますが、今週末については、先週末に引き続き、4月19日までの間、週末は不要不急の外出を自粛をお願いいたします。しかしながら、その一方で、日常品の買い物や生活必需品の買い物や、或いは、ストレスの溜まる子どもたちの遊び、そして、散歩、こういったものは自粛の対象ではありません。更には、週末を越えて、平日でありますけれども、平日について、出勤などについて、自粛をお願いするものではありませんが、しかし、在宅勤務や時差通勤など、更なる工夫を改めて、お願いをさせていただきたいと思っています。それから、3密と言われる密閉空間、多くの人の密集、近距離での会話、この3つの条件が重なるような集まりは避けるようにしてください。具体的に申し上げると、例えば、数名以上での会食、或いは繁華街をはじめとする夜間の外食、更には不要不急の要件で都内へ出掛ける、こういったことについては、引き続き平日においても自粛をお願いをさせていただきます。また、日常生活においては手洗い、咳エチケットぜひ励行をお願いをいたします。今回の外出自粛などのお願いは、4月の19日までの長期戦に渡りますけれども、何とか皆様のお力を結集していただいて、新型コロナウイルスに打ち勝つためにも出来ることをしたい。そして、ピークを少しでも後ろにずらす、或いは封じ込める、このためのご協力をお願いをいたします。皆さんだけではなく、皆さんの愛する方、ご家族、ご友人、これを守るためにお力を貸していただきたいと思います。
次に、学校の再開であります。学校の再開については、私の方から、考え方だけ申し上げ、具体的な所につきましては、新しく昨日から教育長にご就任をいただいた、高田教育長からお話をいただきたいと思います。まず、考え方でありますけれども、本県において感染が爆発的に拡大するとか、クラスターが次から次へと作られるこういった状況にはないというふうに申し上げました。しかしながら、やはり徐々に懸念すべき状況になりつつあるのではないかという、行政としては最悪のシナリオを考えざるを得ないところであります。特に感染爆発といわれるような国々では、急激に感染が拡大した状況にあります。例えば、隣県の東京では、爆発とは言いませんけれども、今大変、憂慮するべき状況になっていますけれども、二桁に陽性患者がなった日から、11日後に40名を超える陽性患者が判明したという経緯があります。埼玉県では3月31日に初めて、陽性患者が二桁になりました。そのまま仮に、東京とまったく同じであるとすると、4月11日にやはりその40人以上超える、東京はちなみにそれ以降60人台、70人台に入っていきますけれども、そういったやはりなる前に、何とか止めたいということで、3月(後に「4月」に訂正)6日、7日、8日、この辺りに大体多くの学校が、開校になる予定ではありましたけれども、この11日をやはりしっかり挟んで検討するべきではないかということで、教育長の方に私の方から、検討をお願いすると共に、専門家の先生方のご意見も踏まえて、教育長からいただいた意見を、県として判断させていただいた。これが今回の考え方であります。後ほど細かい話については教育長から申し上げますが、いづれにしても、お子様方をはじめとし、県民の皆様には大変なご不便、ご迷惑をおかけしていますけれども、何とか新型コロナウイルス感染症に立ち向かっていき、多くの救える命を救いっていくことを今から準備をしていきたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いいたします。それじゃ教育長お願いします。
教育長
教育長の高田でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、県立学校の再開についてご説明をさせていただきます。
県立の中学校並びに県立の高等学校につきましては、3月24日に文部科学省から示された通知、さらに3月25日に開催されました埼玉県新型感染症専門家会議でのご意見を踏まえまして、新学期から学校再開を目指して校内における感染予防策、学習の遅れへの対応策、あるいは新年度の学校行事の見直しなど様々な準備を進めてきたところでございます。
一方で、お隣の東京都内では先ほど知事からお話がございましたとおり、様々な取り組みが行われているにもかかわらず感染者数が増加し、本県でもいつ感染者が増加するか見通せない状況にございます。新学期のスタート、学校の再開を心待ちにしている生徒のことを思うと私も教員でありましたので本当に申し訳ないなあとの気持ちでいっぱいでありますけれども、何よりも子供たちの健康、命を守ることを最優先に考えまして、本日の対策本部会議で私の方から県立中学校と県立高校の休校を4月12日まで継続し、4月13日から学校を再開するとご説明させていただきました。
再開の時期につきましては、様々なご意見があると思いますけれども、私といたしましては先ほど知事からお話がありましたとおり、感染者の増加の状況が東京都と似かよっているということがございまして、2桁になってから10日間くらいで急激な増加のカーブを描くと、仮に同じだとしますと本県で2桁になりましたのが3月31日、ここを起点として10日間程度は感染者数の推移を見守る必要があると。もう一つは学校再開直後に土日を迎えますと安心感から部活動などが急速に活発に行われるということで、そこも危惧をしたところでございます。
この2点を勘案して土日をおいて4月13日の月曜日から再開という判断をさせていただきました。
保護者の皆様、教育関係者の皆様には、引き続きご苦労をお掛けいたしますけれどもご理解をいただきまして是非ご協力をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
知事
付言ですが、再開する場合でもすでに皆さんにお示ししているとおり教育局のほうで細かい、前回会議の際に配布いたしました、例えば音楽をやる時は、こういったことは良いけど、これはだめ、理科の場合はこう、など細かいことを示させていただいてご参考にしていただきたいという風に思っております。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください