出前授業 平成28年度 さいたま市立与野八幡小学校 4年生
平成28年9月28日(水曜日)と10月7日(金曜日)、14日(金曜日)に、さいたま市立与野八幡小学校で、小学校教諭と統計課職員による授業を行いました。
4年生の社会科の授業の中で、統計資料を的確に活用し、必要な情報を集めて読み取ったりまとめたりするという1時間(45分1コマ)の授業を3クラスで実施しました。
授業は教諭が主として進行し、統計課職員がT2として参加する形式でした。
統計課は授業で使用する統計データの収集、統計グラフの作成を分担しました。
授業で使用した資料(PDF:324KB)
授業の概要
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1埼玉県に対してもっているイメージについて振り返る。
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- 県庁統計課職員(T2)と一緒に、統計資料を用いて、埼玉県の自慢できる所を学習していくことを伝える。(T1)
- 課題意識を高めるために、第3時に提示した「埼玉県はすてきな県だと思うかどうか」についての児童アンケートの結果を再度提示する。(T1)
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2本時の課題を知る。
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課題
埼玉県にはどのようなよさがあるのだろうか。~よさを伝えるためのキャッチフレーズをつくろう。~
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3統計資料を活用し、資料から埼玉県のよさを読み取る。
JR線の大宮の乗客数は全国第9位
野菜の1位が4つもある
食料品工業の1位が5つもある
野菜農業オリンピック銅メダル(1位の数が全国3位)
食料品工業オリンピック銀メダル(1位の数が全国2位)
大宮は埼玉県で唯一ベスト16に入っている
食料品のメダル数は16個(3位までに入る食料品の数は全国1位)
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- 読み取りの視点を絞るために、統計資料の意味の説明を行う。また、読み取り方の際には、埼玉県のよさ(自慢できる所)を見つけるために読み取ること、数の大小に注目することを説明する。(T2)
- 1つの資料に集中して読み取ることができるようにするために、3人1組のグループを作り、3つある資料のうちの1つを各グループに割り当てて読み取るようにする。(T1)
- 読み取り方がわからないグループ・児童も読み取りができるようにするために、各グループを周り、補足説明をしたり、疑問を投げかけたりする。(T1、T2)
- 読み取っていない2つの資料についての情報をクラスで共有するために、各グループで読み取ったことを1つ2つ短冊に書いて黒板に掲示する。(T1)
- 自分が読み取った以外の資料について理解を深められるようにするために、短冊を掲示後、それぞれの意見についての根拠を教師からグループに問い、広める時間をとる。(T1)
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4埼玉県のよさについて個人でキャッチフレーズを考え、本時のまとめとする。
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- キャッチフレーズを考える時のヒントにするために、各グループの短冊を黒板に掲示する。(T1)
- 短くまとめたり、思いつかない児童が視点を絞って考えたりすることができるように、農業・工業・交通それぞれにどんなよさがあったかを問い、そこから最も自慢できる所だと思った1つを選ぶように助言する。(T1、T2)
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まとめの例
野菜の1位が3つもあるぞ!埼玉県!!
食料品のベスト3が16個!数は1位だ埼玉県!!
JRの電車に乗る人が全国9位の大宮があるぞ!埼玉県!!
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5本時の学習を振り返り、次時の予告をする。
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- 児童の読み取りを深めるために、児童の発表をもとにして、読み取り切れていなかった部分の補足説明や、詳細に読み取りができていた部分についての評価を行う。(T2)
- 振り返りの観点を明確にするために、「読み取り」・「埼玉県のよさの理解」・「まとめ」の3つの観点で振り返りを行うよう伝える。(T1)
- 次の活動の見通しがもてるように、前時と本時を踏まえ、次時では家の人によさ(自慢できる所)を伝えることを予告する。(T1)
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