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掲載日:2024年3月26日

敷島製パン株式会社 パスコ埼玉工場

企業概要

企業名 敷島製パン株式会社 パスコ埼玉工場
業種 製造業
業務内容 パン・菓子の製造
所在地 比企郡川島町かわじま二丁目21番地
従業員数 299人(男性183人、女性116人)
ホームページ https://www.pasconet.co.jp/

男性育休取得推進の取り組み内容

男性育休の取組のきっかけはありますか。

元々、本社(愛知県名古屋市)でえるぼしやくるみんといった認定を受けていました。そこで、埼玉工場でも働き方見直しに取り組み、「多様な働き方実践企業」のプラチナ認定を受けました。また、埼玉工場では男性社員が約7割ということもあり、男性育休を契機としたダイバーシティ推進・モチベーションアップのため、「男性育休100%宣言プロジェクト」や「男性育児休業等推進宣言企業」にも登録し、男性育休に取り組みました。

過去5年間で男性の育休取得実績はありますか。

埼玉工場では配偶者の出産時に付与される3日以上の休暇利用者が10名います。うち約3割が育休も取得しており、全社での取得期間の平均は、出産時の休暇と育休を合わせて12日前後になっています。最長で5か月ほど取得した従業員もいます。
一般に、製造現場で働く方は育休の取得が難しいといわれていますが、当社は職種によるばらつきは少ないです。

男性育休の推進のための取組について教えてください。

出産フォロー面談を本人・所属長・総務の三者で行っています。そこでは、出産に関する制度・知識を伝えるだけでなく、上司とのコミュニケーションの場を創出し、本人の事情に沿った両立のサポートをしています。
また、育休中の体制として、いつ誰が欠けても大丈夫なように、他の人がカバーする体制づくりをしています。確かに人手不足の問題はありますが、今後、育児に限らず介護や病気などで欠員が生じることもあるため、会社としてサポートする姿勢を示し、お互い様の意識を醸成しています。
そのほか、社内報で男性育休の体験談を紹介しています。

取組を進めるうえでの苦労はありましたか。

トップから男性の育休取得推進を明言していたものの、社内報や電子掲示板での周知、現場体制の整備(多能化)等、実際に現場で浸透するまでには時間がかかりました。総務担当者による該当者の面談や上司への情報提供を通して徐々に取得者が増え、長期間取得される方も増えています。

男性育休に対する貴社の考えを教えてください。

当社は2019年にワークライフバランス社の「男性育休100%宣言」に賛同し、登録しました。以降、比率が高い男性社員の働き方を変えることで、結果的にチームの生産性を高めることに繋がると考え、取り組みを進めています。女性の活躍推進においても男性の家庭参画が非常に重要ですので、性別に関わらず、仕事も育児も両立しやすい風土や仕組みを会社として醸成していきたいです。

育休を取得した男性従業員からのメッセージ

・1か月間の育児休業中、育児と家事だけに取り組んだことで、苦労が身にしみて分かり、育児に取り組む意識が高まりました。職場復帰してからも、仕事の質を高め、できるだけ早く帰宅するようにしています。
・子どもと長時間一緒に過ごすことは一生のうちで今しか経験できない貴重な経験です。迷っている方がいたら取得することをお勧めします!

経営者(管理職)からのメッセージ

敷島製パン株式会社 パスコ埼玉工場 工場長 赤坂 いづみ 様

仕事をするコバトン

限られた人生において、可愛い我が子の育児に関われる時間はとても貴重なことと考えます。その経験が仕事のやりがいにつながり、職場に共有されることは企業風土の醸成につながります。男性育休が珍しいことではなく、当たり前になるよう、引き続き取り組んで参ります。


取組内容について詳しく知りたい方は、県多様な働き方推進課(048-830-3960)にお問い合わせください。

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