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掲載日:2023年12月28日

令和5年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(栄寛美議員)

観光振興について-観光消費額の増加と専門家派遣等による現場でのサポートについて-

Q 栄寛美 議員(自民)

先日、バス旅行で訪れた秩父まつり会館でプロジェクションマッピングによる秩父夜祭の体験をさせていただきました。地元春日部市では、5月に大凧あげまつりが開催されますが、同様な施設があれば、自分が引き手となるような没入体験や、風に舞う大凧を見ることができて、観光資源として年間を通じて生かせると感じました。
こうした魅力を創出し、本県への滞在時間を延ばし、消費額の増加につなげるためには、点在している観光資源を複数の観光資源と関連づけることにより、周辺自治体とお互いの強みを生かし、例えば魅力のある広域の観光ルートを作成しPRしていくことや、ルート上の観光施設の割引が受けられるサービスなどの展開が考えられます。また、新たな観光コンテンツを生み出せるようにするためには、現場でサポートすることも重要と考えます。
埼玉県観光づくり基本計画では、観光消費額を令和8年に7,400億円という目標を掲げております。観光客の消費額の増加は地域経済にプラスに影響します。今後、どのように本県の観光消費額を増加させていくのか。また、観光コンテンツ創出のため、専門家派遣等により現場でサポートすべきと考えますが、産業労働部長の御所見を伺います。

A 目良聡 産業労働部長

まず、どのように観光消費額を増加させていくのかについてです。
消費額の増加には、本県を訪れた方に、もう一か所観光スポットに立ち寄ってもらい滞在時間を延ばして、食事や買い物につなげていくことが効果的と考えています。
そこで、県公式観光サイト「ちょこたび埼玉」では、観光スポットの紹介に合わせ、周辺の見どころや飲食店、土産物店、宿泊施設を掲載し、プラスアルファの消費を促しています。
また、その時々の旬の話題を捉えたプロモーションも重要で、現在は、話題の映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」の本県ロケ地と、その近隣の観光スポットやグルメを紹介するマップを作成し、映画をきっかけとした県内の周遊を促進しています。
また、県DMOでは、最近広まりつつあるリゾート地や観光地で働きながら休暇を取るワーケーションに注目し、今年度から、秩父地域などの宿泊施設と連携したプランの販売を行い、首都圏のファミリー層から人気を博しております。
ワーケーションは滞在時間が長い上、リモートワークを終えた後、地元の料理やお酒を楽しむことができ、仕事終わりの解放感も手伝って観光消費の増加が期待できます。
引き続き、観光消費額の増加につなげる方策につきまして、観光関連事業者が参加する県観光プロモーション戦略会議にも諮りながら、検討を続けてまいります。
次に、専門家派遣等による現場でのサポートについてです。
県DMOは、観光地域づくりのかじ取り役として、各地域の観光コンテンツの創出を支援しております。
本年7月には、この取組を強化するため、以前旅行会社で商品企画やマーケティングを行っていた人材を採用し、例えば、東松山市観光協会から新たな魅力づくりに関する相談を受け、現状分析などの支援を行っています。
また、県北・秩父地域の観光協会等で構成する協議会と連携して、新たな観光ルートづくりにつなげる、人流データの活用に関する勉強会も予定しております。
県としましては、こうした県DMOの取組を支援するとともに、観光コンテンツの創出に向けた各地域の取組をサポートする手法につきまして更に検討してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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