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ページ番号:243846

掲載日:2023年10月20日

令和5年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(高橋稔裕議員)

知事公約~急速な超少子高齢化への対策について-こども家庭庁ができたことを機に-子どものためにそうあるべきだけれど、できていないことを行動宣言に-

Q 高橋稔裕 議員(自民)

昨年、こども基本法が公布され、本年子ども政策の立案・実施を担う行政機関としてこども家庭庁が発足いたしました。子どもに関する省庁ができたのです。泣いている子どもを「静かにして」と重ねて怒る親御さんや、小さくなって申しわけなさそうになる親御さんを見たことがあります。非常識と受け取られるかもしれませんが、これを機に子どもを持つことが重荷になる社会から脱しないと、次のチャンスはないとの考えの下、多少前のめりになる必要があると考え、強い気持ちの下、御質問させていただきます。
法律や省庁ができましたが、こども大綱やそれに伴う予算となると、まだこれからです。子どもに関することは、予算や行政サービスを通す以上に県民一人一人の意識に関わる比重も他方で非常に大きいと思います。
こども基本法第3条第6項には、家庭や子育てに夢を持ち、子育てに伴う喜びを実感できる社会環境を整備することともあります。知事に関しましては、埼玉県として令和5年6月30日に行政サービスの実施を中心に、こどもまんなか応援サポーター宣言をしていただきました、ありがとうございます。
加えて、埼玉県では、電車やバスなど公共の場で子どもは泣いても良い。子連れや妊婦は、京都府のようにファスト・トラックを設ける。公共の場で、これらの方たちや子どもの困りごとは誰にでも頼んで良いし、それに応える。予算もかかりません。そうあるべきだけれども、できていないことを埼玉県と埼玉県民が全員でやっていくなど、機運醸成を図る取組を宣言に加えたらいかがでしょうか。知事にお尋ねします。

A 大野元裕 知事

本年6月に閣議決定をされた「こども未来戦略方針」では、今後3年間に集中的に取り組む施策の一つとして、「こども・子育てにやさしい社会づくりのための意識改革」が位置付けられました。
その中には、議員御提案のいわゆる「こどもファストトラック」や公共交通機関等において、乳幼児連れの方などの、配慮が必要な方に対する理解・協力の啓発など、機運を醸成する取組が掲げられております。
私もそういった機運の醸成は極めて重要と考えており、この6月に、それらの趣旨を踏まえた「こどもまんなか応援サポーター宣言」をさせていただきました。
議員の御指摘は、社会全体で子供を育てる趣旨と理解をするところであり、正にこの宣言は県として社会で子供を育てる第一歩と考えております。
今後も、様々な機会を捉え、子育て家庭を応援するメッセージを発信し、地域全体で子供や子育てを支える機運を醸成したいと考えます。

再Q 高橋稔裕 議員(自民)

宣言をしていただいたという、そういったお話でございました。私も調べて宣言されたということを認識しているんですが、県民に伝わっていないんです。
そして、私自身は機運の醸成を図る取組を宣言に加えたらというふうに伝えております。新たに明文化して宣言に加えるということはなさらないのでしょうか。再質問をさせていただきます。

再A 大野元裕 知事

今回、私が宣言をした「こどもまんなか応援サポーター宣言」は、子供や若者にとって何が一番良いかを考える「こどもまんなか」の趣旨に賛同した包括的な宣言であります。
一つ前の御質問の御言葉をお借りすれば、具体的な施策に対するいわゆる包括的なビジョンに当たるものであります。
このため、「公共の場で子供は泣いてもよい」などの御指摘の個別の活動については、既に宣言の趣旨に含まれております。
こどもまんなかの趣旨が広まることによって、議員お話しの個別の県や県民全体で取り組んでいく取組に対する機運も高まるものと考えており、個別の事項につきましては宣言に加えることはありませんが、しかしながら様々なメッセージを今後も発信することによって地域全体に対して周知を図っていく所存であります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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