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掲載日:2022年3月30日
Q 渡辺 大 議員(自民)
お話には出ていませんでしたが、以前の予算委員会などでも議題に上がっておりまして、財政面が課題という話が出ていたかと思います。これは投下する資金に比してメリットが少ないと判断しているということの現れだと思います。この点、むしろメリットの考察が足りていないと感じています。課題の抽出というよりは、もうむしろこの予算を投下してでも実施するべき事業であると思えていないところに、問題の本質があると思います。
IB校が導入されることで受けるメリットについて考察するべきと考えますが、教育長に御見解を伺います。
A 高田直芳 教育長
国際バカロレア認定校を設置した場合の県のメリットについてでございます。
高校2、3年生にあたる生徒が学ぶディプロマ・プログラムでは、幅広い分野の学術書等の読解が課せられ、ディスカッションや指定された文字数でまとめる論文指導がカリキュラムに組み込まれています。
また、フィールドワークなども課せられ、担当教員との面談や活動計画書の提出等、一連の指導計画が定められています。
このような質の高い教育プログラムを生徒に経験させることで、先行き不透明な時代にあって、リーダーシップを発揮しグローバル社会を担う人材の育成に資することが期待できます。
また、2年間の学びの集大成としてディプロマ・プログラムの資格試験を受け、一定の点数を取得することで、国内はもとより海外の多くの大学への入学も可能となります。
併せて、議員御指摘の通り、海外に長く住み海外の教育プログラムを受けてきた帰国生徒への入学の門戸を広げることにもつながります。
このようにこのプログラムを教育現場に取り入れることで、互いの多様な文化を認め合いながら探究心やコミュニケーション能力を育むという国際バカロレアの理念を本県の生徒に提供でき、県立高校の大きな魅力の一つになるものと考えております。
引き続き、県のメリットについて、より深く考察してまいります。
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