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掲載日:2020年7月8日

平成29年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(岡田静佳議員)

柳瀬川・東川の台風被害対策の実施状況について

Q   岡田静佳議員(自民

昨年8月の台風9号では、東川の地下河川を整備したにもかかわらず、床上浸水による大きな被害を受けました。また、柳瀬川では家が傾き、撤去されました。川越県土整備事務所では職員を4名増やし、護岸の工事などを進めていただいておりますが、もうすぐ台風の季節がやってくるので、多くの県民が不安を持っています。また、不老川については、緊急治水対策として約80億円もの国庫補助事業が認められましたが、柳瀬川と東川には国の大きな予算がつかないことを不満に思っている方もいます。
そこで、県土整備部長にお尋ねします。昨年から今年にかけて柳瀬川と東川にはどのような対策を行ったのでしょうか。昨年の9月議会における私の一般質問に対する答弁では、東川の対策として日比田の調節池を早急に整備するとのことでした。
近隣には、所沢市と株式会社KADOKAWAが産官共同で進めるCOOL JAPAN FOREST構想における「クールジャパンの総本山」として、アニメ、ゲームにとどまらない日本文化の底力や魅力を発信する図書館、美術館、博物館を融合した日本初とも言える施設が建設されています。ショップ、カフェ、イベントブース、ホテル、オフィスができ、オリンピック・パラリンピック前にオープンする予定です。県においても地域活性を支援していくべきだと思いますので、日比田調節池を活用することは大変意義深いと考えています。
所沢市内には県の施設がほとんどなく、本来は調節池の有効活用をしていただきたいと考えていましたが、県は、洪水に支障がない範囲で市が利用するならば活用を認めるとし、市はお金がないので、グラウンドゴルフなどをしたいなら町内会や住民が管理すべきということになり、結局何も利用しないことになっています。
しかし、調節池の整備には貴重な税金を投入するのですから、治水機能だけでなく、少しでも地域住民が活用できるプラスアルファの機能を県で提案していただけないか、併せて県土整備部長にお伺いします。

A 西成秀幸 県土整備部長

柳瀬川については、浸水被害の著しかった松戸橋周辺や勢揃橋周辺において、堆積した土砂の移動や河川内の樹木撤去が5月中に完了し、護岸の嵩上げ工事を9月末までに完了させる予定です。
東川については、日比田調節池に早い段階から洪水を流入させるための工事を5月末に完了させるとともに、掘削工事を重点的に進め、平成30年度の完成を目指してまいります。
また、地下河川への流入を促進させるため、流入立坑(たてこう)付近の土砂の撤去やコンクリートによる被覆対策を、5月末に完了いたしました。
次に、日比田調節池のプラスαの機能についてでございますが、調節池を治水目的以外に使用する場合には、一般に洪水調節に支障のない範囲で市町村へ占用を認めております。
これまでの所沢市との調整では、調節池の底面利用は大雨後に土砂撤去の必要があるなど、維持管理上の課題があり、難しい状況となっております。
県といたしましては、地域住民の方々が利用できるよう、調節池周囲の遊歩道整備について、所沢市と調整を進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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