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掲載日:2017年7月12日

平成29年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(岡田静佳議員)

偏差値教育に対する教育長の考え方について

Q   岡田静佳議員(自民

私は、昨年の9月議会で平成5年に廃止した中学校授業での北辰テストの復活、もしくは各市町村ではなく埼玉県が統一した信頼できるレベルのテストを作成して、生徒の学力を本人と学校が共有し、教師が進路指導できる体制に戻すべきとの質問をいたしました。
しかし、前教育長の答弁は、文部科学省の通知により、中学校では業者テストを実施できないという答弁でした。この通知は、平成5年に当時の竹内教育長が国に働き掛けたことで出され、これにより北辰テストが廃止になったと言われていますが、24年前の話なので、当時の経過が分かる方はほとんどいませんでした。
学校での北辰テストの廃止後も、いまだに私立高校の入学確約には北辰テストやⅤテストなどが使用されているため、90パーセントを超える生徒が自費で休日に受験し、塾での進路指導が中心となっています。塾にも頑張ってほしいと考えますが、家計の圧迫などにより塾に通えない子供もいます。そして、埼玉県の平成28年度全国学力・学習状況調査の結果は、中学生が全国33位と極めて低く、深刻な状況です。
私は、5月24日に開催された文教委員会を一日傍聴し、教育長の所信表明をお聞きしました。埼玉県に出向当時は文教政策室長として、竹内教育長の偏差値偏重教育是正についていくのが大変だったとお話しされていましたので、当時の北辰テストの廃止に関わられていたのではないかと思います。
そこで、教育長にお尋ねします。埼玉県が北辰テストを廃止した経過をお聞かせください。そして、教育長は所信表明で埼玉県学力・学習状況調査を評価されていますが、それでは私立高校の受験には使えません。他県では、学校で教師が偏差値に基づき進路指導をしているともお聞きしています。埼玉県でも、生徒の適切な学力を判断するテストを実施すべきではないでしょうか。
また、埼玉県議会では昨年の12月に、文部事務次官通知の改善を求める意見書を国に提出しています。文部科学省出身の教育長として、実態に合わない通知の廃止を求めることができないか、お尋ねします。
さらに、現在も行われている偏差値教育を学校でも取り入れ、教師が生徒の進路指導をするように戻せないか、お考えをお聞かせください。

A 小松弥生 教育長

まず、「埼玉県が北辰テストを廃止した経過」についてでございます。
平成4年当時、県内のほとんどの公立中学校で、業者テストを授業中に行い、その偏差値が3年生の途中で私立高校へ提供され、私立高校において事実上の合否判断を行う実態がございました。
これは、生徒の適性や希望を考慮することなく、偏差値のみに基づいて進路先が決定されたり、入学試験の前に確約が行われていたりするものでした。
こうした状況は望ましくないことから、偏差値の使用や業者テストそのものを学校で行わないこととしたものでございます。
次に、「埼玉県でも生徒の適切な学力を判断するテストを実施できないか」についてでございます。
各中学校では、各地区の校長会などが実施しているテストの成績、県立高校入試の学力検査の得点、生徒が学校外で受けた業者テストの結果などを組み合わせて、進路指導を行っているところでございます。
次に、「文科省出身の教育長として実態に合わない通知の廃止を求めることができないか」についてでございます。
平成5年2月の文部事務次官通知の趣旨は、偏差値にあまりに偏った進路指導と、テスト結果の高校への持ち込み、それによる進路の決定を改善するものと認識しております。
これらの趣旨については、現在も適切であると認識しておりますので御理解をいただきたいと存じます。
次に、「現在も行われている偏差値教育を学校でも取り入れ、教師が生徒の進路指導をするように戻せないか」についてでございます。
県としては、平成27年3月の「埼玉県進路指導改善検討委員会」の報告書などに基づき、業者テストを含めて偏差値なども活用し、進路指導を充実するよう指導しているところです。
今後も、生徒一人一人の将来の希望や能力・適性などを踏まえた進路指導の充実に努めてまいります。

再Q   岡田静佳議員(自民

偏差値の関係をお尋ねしたいと思いますけれども、御答弁で、平成4年に偏差値が高校に先に提供されている、入学前に学校が決まってしまうということなんですけれども、それは今も全然変わっていないんですね。むしろ私が子供のころは、先生が偏差値を持って学校を決めてくれたわけですけれども、今は塾の先生が偏差値を持って確約をとってくる、もしくはお母さんが夏休みに偏差値を持って学校見学、学校回りをして一所懸命やってくるわけです。今日も中3のお母さんとか、この間卒業したお母さん見えていますけど、多分、教育長の御答弁を聞いて、もうがっくりして怒り狂っていると思いますよ。本当にね、私の同級生とか、受験の子供いっぱい抱えていますけども、月5万円の塾の費用を稼いで、最後もう冬の追い込みには10万円かかったとか、もう本当に大変だったと。何が大変だったって、子供の志望校回りが大変だったという親がたくさんいるんです。
それがまず問題ということと、あと塾は、やっぱり通える子と通えない子がいるんですね。子供の貧困というのが問題になっていますけれども、親が塾に通わせられない環境だったり、回れない環境の子というのは、自分がどこに成績があるのか分からないんですよ。県の調査だと、個人的に頑張って、自分は伸びたねというのは分かっても、自分が伸びてもみんな伸びたら偏差値は変わらない。自分の学力がどこにあるのか、どこの学校を受けたらいいのかというのは、北辰テストなりVテストを受けないと分からないんですね。
先ほど御答弁の中で、中学校のテスト、中学校が作ったテストというのは結構レベルがばらばらだという問題がありまして、A市のテストは高い評価が出る、B市は出ないとか、C市は小さ過ぎてよく分からないとか、いろいろあるわけです。なので、やっぱり北辰テストなりVテストというのは信頼できるから、高校も、このテストでこの点数だったらとりましょうねということを言っているわけですね。
その中で、先ほど御答弁の中で、外で受けたテストを基に指導と言っているんですけど、外で受けたテストというのは、持っている子と持っていない子がいる。毎月受けられる子と1回だけ受けた子がいたりする。もう本当に格差があるわけです。それを、外で受けたテストを基に指導していることを認めているということも私はおかしいと思いますけれども、今も塾なりが偏差値によって学校を決めているという現状があるのを御存じですか、御存じないですか。それから、どう思うかということもお聞かせいただきたいと思います。
いずれにしましても、私は、学校が、先生が進路指導、志望校を決める、一緒に相談に乗ってくれるというのが望ましい姿だと思っていますので、それに戻していただきたいと思いますけれども、見解をお尋ねします。

再A 小松弥生 教育長

まず、外のテストを使っていることについてでございますけれども、業者テストには多くの中学生が受けているものもございまして、その結果を生徒や保護者が志望校選択の重要な資料としている場合もございますので、それを使ってアドバイスを行うということは意義のあることであると考えております。
ただ、それだけを使うということではなく、日頃の学習の成果であるとか、子供の志望、子供の特性などをあわせて総合的に進路指導をする必要があるというふうに思っております。
現在、塾で偏差値を高等学校に提供していることについて、つまびらかには存じませんけれども、そのような状況があるということを担当から聞いて知っております。
岡田議員御指摘のように、本来であれば、中学校において中学校の教員がきちんと進路指導ができるようにすることが必要であるというふうに考えております。
現在、御指摘のように、全県的なテストというものがない訳でございますけれども、より充実した進路指導を行うための学力の把握のあり方につきまして、今後幅広く研究を進めてまいりたいと考えております。 

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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