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掲載日:2024年7月3日
Q 岡田静佳議員(自民)
海なし県である埼玉県ですが、水泳、中でも競泳が大変盛んであり、オリンピックのメダリストをはじめ、多くの優秀な選手を輩出しています。しかし、関東1都6県で公設屋内50メートルプールがないのは埼玉県だけであり、選手たちが練習において国際大会と同様の条件で自らのタイムをとることもままならず、多くの水泳関係者から、是非、屋内50メートルプールを造ってほしいという声が上がっています。
2月議会では、板橋智之議員がプールの建設について質問されていましたが、県民生活部長の答弁は、極めて重要な課題と受け止めており、具体的な整備手法や経費節減策を実現に向けて検討してまいるとのことでした。しかし、ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックが目前に迫っており、両大会の経費を優先せざるを得ないとのことでした。
もちろん、オリパラが終わるまでは費用が捻出できないことは理解できますが、オリパラまではあと3年あります。建設地や整備手法など検討すると、3年はあっという間です。今すぐにでも、お金をかけずプロジェクトチームを立ち上げ、検討に入るべきだと思います。
そこで、県民生活部長にお尋ねします。昨日の菅克己議員の質問に対し、知事は指示を出したと答弁されましたが、実現に向けての検討とは、誰がいつ、どこで行うのでしょうか。また、すぐに整備ができないのであれば、暫定手段として、現在県内にある早稲田大学所沢キャンパス、立教大学新座キャンパス、朝霞駐屯地にある自衛隊体育学校の3か所の屋内50メートルを県民のために定期的にお借りするお手伝いを県としてできないものでしょうか、併せてお尋ねします。
A 稲葉尚子 県民生活部長
まず、「実現に向けての検討とは、誰が、いつ、どこで行うのか」についてでございます。
屋内50メートルプールの整備につきましては、知事から、その実現のため更に前に進めるよう、強く指示を受けております。
現在、これまでの調査に加え、PFIを含めた官民連携事業に関する最新の情報を基に、県民生活部内で施設の機能や整備手法を整理しています。
早急に関係部局の職員を交えた庁内の検討会議を設置したいと考えております。
また、水泳選手だけでなく県民の健康増進などの観点も取り入れるため、50メートルプールに求められる機能について、専門家の意見も伺ってまいります。
こうした作業により、機能や事業主体、財政面の課題などの検討を進め、取組を加速してまいります。
次に「県内3か所の屋内50メートルプールを、定期的にお借りするお手伝いをできないか」についてでございます。
議員お話しのとおり、県内水泳選手にとって、屋内50メートルプールでの練習は、更なるレベルアップに有意義であると認識しています。
通常県内選手の練習は、各所属クラブや学校のプールで行っていますが、県水泳連盟では立教大学新座キャンパスの屋内50メートルプールを借用して国体強化合宿も実施しています。
自衛隊体育学校や早稲田大学所沢キャンパスについては、隊員や学生の使用状況などから、現在のところプールの貸し出しは行っていないと伺っております。
定期的な借用には難しい面もございますが、関係者間の意向を確認するなど、競技団体に対し必要な協力を行ってまいります。
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