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掲載日:2019年6月26日

平成28年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(齊藤邦明議員)

「1万人のゴールド・シアター2016」について

Q 齊藤邦明議員(自民

先月12日、我が国の芸術文化の振興に多大な御貢献をいただいた蜷川幸雄氏がお亡くなりになりました。晩年にはさいたま芸術劇場を拠点として活躍され、また、狭山茶ブランドのブランド力向上にも一役買っていただくなど、本県にも多大な御協力を賜りました。蜷川氏の御功績に感謝申し上げるとともに、御冥福をお祈りいたします。
さて、東京オリンピック・パラリンピックは、本県の魅力を世界に発信する絶好の機会です。そこで、県では埼玉の特徴を生かした文化イベントを実施することで県内の文化芸術活動を促進するとともに、埼玉の魅力を国内外にアピールする必要があるということで、東京五輪舞台芸術祭プロジェクトを企画しました。オリンピックイヤーの2020年に1万人のゴールド・シアターによる大群衆劇の上映を目指す5か年の計画で、今年度は1億3,000万円の予算が計上されています。
1万人のゴールド・シアターは、蜷川幸雄氏総合演出による県民参加型の大型演劇イベントです。彩の国さいたま芸術劇場を拠点に活動するさいたまゴールド・シアターのメンバーと、一般公募の参加者により上演される予定でおります。本年度は、第1回公演として12月に3,000人規模の公演を行う予定です。なお、平成30年度の第2回公演は8,000人規模で、平成32年度の公演は1万人規模で実施をする予定です。
現在の応募状況は6月14日現在で1,470名、当初の締切りである5月31日から募集期間を1か月延長するとともに、年齢制限を当初の65歳以上から60歳以上に変更されましたが、定員にはまだ達していない状況です。また、住所地別に見ますと埼玉県在住者は55.2パーセントでした。
なお、蜷川氏の御逝去により、企画原案が蜷川幸雄氏に、脚本演出がノゾエ征爾氏へと変更されています。
そこで、県民生活部長に伺います。
様々な変更がなされた1万人のゴールド・シアター2016について、今後どのように展開されるのでしょうか、御所見をお聞かせ願います。

A 稲葉尚子 県民生活部長

今回、蜷川監督が御逝去されまして、いくつかの変更を行いました。
まず、演出をする監督をノゾエ征爾さんに変更いたしましたが、蜷川監督を引き継ぎ、演出を担当することになったノゾエ征爾氏は、蜷川監督の御依頼で蜷川監督とともに「1万人のゴールド・シアター」の構想を練り、脚本を作成されてまいりました。
そのため、蜷川監督亡き後、ノゾエ氏が引き継いでも内容に特に変更が生ずることはないと考えております。
それから、年齢引下げの点でございますが、これにつきましては、5月26日現在応募者が1,062名であったことと、やはり年齢引下げについて65歳未満の方から参加を希望する声が多数寄せられていたためでございます。
実際、平成18年のゴールド・シアターの募集の際は、55歳以上を対象といたしまして、65歳未満の応募の方が多数を占めたことも考慮いたしました。
それから、埼玉県に住んでいる方の応募が約55%ということでございますが、県民参加型の趣旨は県民以外の方々の参加を拒むというものではございません。
これは、一般の県民の方が、誰でも希望すれば参加できるという趣旨でございます。
この事業の目的は、いわゆる埼玉発の文化芸術を国内外にアピールすることにございますので、県民の方々にも、県民以外の方にも参加していただくことが重要であると考えております。
北海道から九州まで、さらには国外からも応募があるということは、正にアピール度が高く、注目度が高いということの証左であると考えております。
以上のような変更はございましたけれども、今後につきましては、「1万人のゴールド・シアター」の目的、県内の文化芸術活動を活発化するとともに、埼玉の魅力を国内外にアピールするということは全く変更ございません。
現在の応募者の方々は、「蜷川さんの遺志を引き継いで是非進めていただきたい。」、「天国の蜷川さんに見てほしい。」など、事業の継続を求める熱い思いを持っている方々達でございます。
この方々達と全力で取り組んでまいりたいと思っております。
来年度以降の事業につきましては、今年度の事業状況を踏まえまして、関係者の皆様としっかり話し合い検討してまいりたいと考えております。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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