平成28年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文（齊藤邦明議員）

知事の政治姿勢について

Q　齊藤邦明議員（自民）

今月5日、毎年恒例となっている自由民主党青年局主催の全国一斉街頭行動が行われ、大宮駅西口での活動に参加しました。北朝鮮拉致問題や平和安全法制などについてマイクで訴えるとともに、18歳選挙のパンフレット等を配布しました。パンフレットはなかなか減らず、手に取ってくださるのはほとんどが年配の方でした。ありがとうございました。
その一方、手に取らずともパンフレットに目を向ける方の割合は、若者のほうが圧倒的に多かったことに気づきました。トランプ、ヒラリー、フジモリ、舛添と連日のように政治家各位の名前が各種メディアを賑わしていることも影響しているのだと思います。潜在的には若者のほうが政治に関心を持っているのかもしれません。
さて、埼玉新聞の報道によると、知事は、先月30日の記者会見で参院の各党からの支援依頼についての質問に対し、「自民党のほうからは特にありません。よろしくと個人的には言われております」と答えております。私たち自由民主党では、参院選埼玉選挙区候補予定者として現職の関口まさかず氏を公認しております。当の関口氏に確認したところ、「個人的にお願いした事実はない」とのことでした。
これは、県民に政治的誤解を与える発言と取れますがいかがお考えでしょうか、御所見をお聞かせ願います。

A　上田清司　知事

「知事の政治姿勢について」、特に5月30日の定例記者会見についてのことでございます。
私の定例記者会見での発言が県民に誤解を与える発言ではないか、ということについての所見を伺うとのことでございます。
記者会見は今回の議員の質問と同じように事前の情報がなく、その場での対応ですので、必ずしも適切な言葉で回答していない場合が多々あります。
翌日の埼玉新聞の記事を見ると、「言い回しが悪かったな」とか、「ちょっとこれはまずかったな」とか、反省することが時々あります。
齊藤議員の児玉郡市の自民党の方でも、先の知事選で私を一生懸命応援された方々のことはよく御存知であると思います。
秩父郡市の私の後援会の皆さんも、主力メンバーは、「我々は秩父自民党上田派だ」と大きな声で言っておられます。
そういう方々は、私とポスターに掲載されている参議院予定候補の方についてはむしろ否定的で、自民党の参議院予定候補について「よろしく」という話をほとんどの方がされます。
そういう方々がおられるということについて、私はたまたま、民進党の予定候補からは正式に応援依頼があるけれど、公明党や自民党の方からはそういうものがない、個人的にありますというニュアンスで答えたつもりでありますけれども、この個人的にという部分が候補予定者本人として捉えられたとすれば、やはり短いセンテンスの話の中ですので、前後の脈略の中で理解していただければ、さほど問題はないんじゃないかと、私は思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。

• 上記質問・答弁は速報版です。
• 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。