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掲載日:2020年5月28日
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お疲れ様でございます。
今日は第19回の新型コロナウイルス感染症対策本部会議が行われましたので、そのあたりを含めて報告をさせていただきます。皆さんご存知の通り5月25日に埼玉県を含むいくつかの都道県におきまして緊急事態宣言が解除され、本県においても緊急事態措置の解除を行い、日常生活を取り戻すための一歩を踏み出すことができました。県民の皆様、事業者の皆様、そして医療関係者の皆様のご協力によって、県内の新型コロナウイルスの陽性者数は5月の10日以来1桁台で推移するなど、一定の落ち着きを見せています。こうしたことを踏まえ、今日はイベント開催の制限の緩和や、あるいは施設に対する使用停止協力要請の緩和、さらには県の施設等についての対応について議論をし、決定をさせていただきました。まず、イベント開催制限の緩和についてでありますけれども、今後は政府の考え方に従って、概ね3週間ごと程度に6月18日までをステップ1、その後翌19日から7月9日までをステップ2、さらに7月31日までをステップ3と分けて緩和をしていくつもりでございます。
コンサートや展示会などにつきましては、ステップ1では参加人数を「屋内100人以下、かつ収容率50%以下、屋外は200人以下」、ステップ2におきましては「1000人以下かつ屋内では収容率50%以下」、ステップ3では「5000人以下、かつ屋内では収容率50%以下」といった形で緩和をしていくものでございます。
プロスポーツにつきましては、7月9日までは無観客での開催とし、その後7月末までは「5000人以下、屋内ではかつ収容率50%以下」という形にさせていただきたいと思っております。お祭り等については、そのお祭りやフェスティバルが広域的なあるいは全国的な移動伴う場合には、自粛を引き続きお願いをさせていただきたいと思っています。他方、地域の行事につきましては、5月31日までは「屋内では100人以下、かつ収容率50%以下」ですが、あるいは「屋外では200人以下」ですが、地域の行事においては、参加者がほとんど分かるということを前提として、6月1日から人数制限なしということにしていただくとともに、状況について、見ていきたいと思っています。
なおこのプロスポーツに関しては政府の基準と若干違っていまして、政府は6月の19日から無観客試合とするということでありますけれども、無観客でありますので、人の移動が基本的には伴わない、集積が伴わないということと同時に、無観客として、このステップ1からですね、すでに競馬やあるいはいくつか公営企業については無観客でも、すでに試合を始めておりますので、この部分を私ども県としては差がないという考えから、無観客試合はすぐにステップ1の、つまり、今日からでも明日からでも始めることができるいう形にさせていただいております。
なお本件については、6月一番早い段階で我々が把握しているところでは、6月の2日から西武ライオンズが、練習試合を始めるということでありますので、そこはその無観客試合ということになりますけれども、今日も西武ライオンズの方とお話をさせていただきましたが、政府としては6月の頭から、安心宣言を掲げさせていただいて、そして無観客試合をやらせていただきたいということでございました。我々としても、そこは歓迎するところであります。
次に、施設の使用停止等の協力要請の一部緩和につきましては、体育館、ボーリング場、水泳場などの運動施設につきましては、昨日の諮問を受け、またさらにネットカフェ、漫画喫茶、それから接待を伴わないバーなど、それからホテル、旅館のうちの、これまで制限をしていたのべ床面積1,000平方メートル超以上のもので集会などに使う部分については徹底した感染防止策を講じることを前提に使用停止協力要請の対象から除外をいたします。今後は、これまでの接種機会の縮減から外出して人と会っても感染をさせない、感染をしない、感染症と共存する、いわゆる、感染機会の縮減へと努めて変えていきたいと思っています。
他方、多くの専門家は第二波を想定する必要があるというご指摘もあります。そういったことも踏まえ、現時点においては社会経済活動と感染拡大の防止と両立させていくことが必要と考えています。本県の場合には、彩の国「新しい生活様式」安心宣言をつくりましたけれども、これがさらに広がりつつあり、事業者の皆様に取り組みをいただくとともに、県民の皆様にも宣言が掲げられている事業所を応援していただきたいというふうにお願いをしたいと思います。
それに加えて、本日、さらにもう一つの取り組みとして、強い経済の構築に向けた埼玉県戦略会議を設け、第1回会議を主催をいたしました。この会議では、第二波、第三波に備え、国、県、経済団体が連携し、新型コロナウイルス感染症と共存が図れる強い埼玉県経済を構築できるよう議論し、社会実装を進めてまいります。
次の県有施設の利用再開であります。県有施設の再開については、政府の定めた基本的対処方針等に示されたイベント開催の可否を判断する利用人数等を基準として、原則、6月1日以降、順次再開をして参ります。施設管理者は施設ごとに彩の国「新しい生活様式」安心宣言、及び具体的な感染防止対策を定め、これを徹底していただきたいと思います。
また、イベントの主催者こういった埼玉県の施設を利用されるイベントの主催者におかれては、入退場時の制限や誘導、待合場所等における密集の回避、手指の消毒、マスクの着用、室内の換気などに来場者に対して感染症対策への協力を要請をいたします。施設ごとの詳しい再開状況につきましては、各施設のホームページをご覧をいただきたいと思います。
次に、保育所、放課後児童クラブについてであります。保育所、放課後児童クラブにつきましては、5月31日まで、必要な保育等が提供されることを前提に、休園、休所を含め、保育等の提供の縮小度合について検討を要請して参りました。今後は、保育所、放課後児童クラブにおいて、6月1日以降は原則として開所していただく方針といたしました。市町村については、園児、児童の受け入れをお願いをいたします。
最後に、県民の皆様に改めて四つのお願いをいたします。毎日言っていますけども、ぜひ大切なので、もう1度言わせてください。県外への不要不急なお出かけは控えてください。県内の観光地や地域でのショッピング、ご家族での外食などは差し支えありませんけれども、ぜひご協力をお願いします。そして特に、夜の繁華街これまでにもクラスターが発生し、感染の拡大する役割を担ってきた夜の繁華街へのお出かけは自粛をしてください。
そして、3つ目ですけれども、換気が悪い密閉、人が集まる密集、あるいは多くの方々がそろうを密接、この3つの密を避けていただきたいと思います。
4つ目はその上で、手洗いやマスクの着用などの感染防止対策の徹底や、ソーシャルディスタンス、社会的距離の確保、様々な機会でオンラインを使っていただくなど、新しい生活様式をみんなで実践をしていただきたいと思います。改めて医療関係者を初めとする関係者の皆様、事業者の皆様、県民の皆様のご協力に改めて、感謝を申し上げます。これまでの努力のおかげで皆様の努力のおかげで、一定程度に陽性者は押さえ込めていますが、この努力を継続をし、一刻も早く全面的な制限の解除に至ることができるよう、皆様のご協力をお願いをいたします。
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