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掲載日:2025年5月27日

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有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)について

有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。

PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきました。これらの物質は、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、国内で規制やリスク管理に関する取組が進められています。 

参考:環境省 有機フッ素化合物(PFAS)について(外部ページ)

PFOS及びPFOAとは

有機フッ素化合物のうち、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)はその撥水・撥油性、熱・化学的安定性等から、泡消火薬剤、フッ素ポリマー加工助剤など幅広い用途で使用されてきました。

環境省pfos

(出典:環境省HP)

参考:環境省 「PFOS・PFOAとは?」リーフレット(外部ページ)

健康への影響について

コレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されています。しかし、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについては十分な知見はありません。そのため、現在も国際的に様々な知見に基づく基準値等の検討が進められています。また、国内において、PFOS、PFOA の摂取が主たる要因と見られる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりません。


参考:環境省よくある質問(外部ページ)
           Q7PFASはどのような経路で体内に取り込まれるのか
           Q8PFASはどれだけ取り込めば人体に有害なのか
           Q9PFOS等は発がん性物質なのか

規制の状況について

PFOS及びPFOAには、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。そのため、予防的な取組方法の考え方に立ち、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」により、国際的に廃絶等の対策が採られています。

日本では化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律における第一種特定化学物質に指定し、PFOSは2010年、PFOAは2021年に製造・輸入等を原則禁止しています。

参考:環境省 よくある質問Q3国内ではPFOS等はどのように規制されているのか(外部ページ)

県内河川・地下水における有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の測定結果

国により「人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、直ちに環境基準とはせず、引き続き知見の集積に努めるべきもの」として令和2年5月にPFOS及びPFOAが要監視項目(指針値(暫定)50ng/L)に追加されたことを受け、県では令和3年度から河川での測定を、令和5年度から地下水での測定を実施しています。

河川

県内河川における有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の測定結果 

地下水

県内地下水における有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の測定結果 
令和6年度地下水の水質測定結果(PFOS及びPFOA(県実施分))

お問い合わせ

環境部 水環境課 水環境担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第三庁舎1階

ファックス:048-830-4773

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