トップページ > くらし・環境 > 環境・エコ > 水環境 > 水環境の監視・改善 > 公共用水域(河川及び湖沼)の水質常時監視結果 > 県内河川における有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の測定結果
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掲載日:2024年2月7日
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有機フッ素化合物のうち、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)はその撥水・撥油性、熱・化学的安定性等から、泡消火薬剤、フッ素ポリマー加工助剤など幅広い用途で使用されてきました。
しかし現在は、PFOS及びPFOAに難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があり、環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性があることから、国際的に廃絶等の対策が採られています。日本ではPFOSは2010年、PFOAは2021年に製造・輸入等を原則禁止しています。
PFOS及びPFOAが国により「人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、直ちに環境基準とはせず、引き続き知見の集積に努めるべきもの」として令和2年5月に要監視項目(指針値(暫定)50ng/L)に追加されたことを受け、県では令和3年度から河川での測定を実施しています。
県が令和5年4月から令和6年1月末までに実施した測定では指針値を超過した地点はありません。
その他測定機関(国土交通省、さいたま市、川越市、川口市、越谷市、熊谷市、所沢市、春日部市、草加市、狭山市及び独立行政法人水資源機構)の状況は、当該機関にお問合せください。
1地点(不老川 不老橋)で指針値超過が見られました。
1地点(不老川 不老橋)で指針値超過が見られました。
令和3、4年度と指針値を超過した不老川について、その原因究明のため調査を実施しています。
現在、原因は分かっていませんが、引き続き調査を行っていきます。
なお、令和3年度の指針値超過判明時に、ばく露防止の取組として、超過地点及びその下流において河川水が飲用として利用されていないことを確認しています。
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