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掲載日:2025年11月7日
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埼玉県では、暑さ対策・熱中症対策に有効な日傘の普及啓発に取り組んでいます。
日傘は直射日光を避け体感温度を下げる効果があり、「日陰を持ち歩く」ことができ、夏の暑さ対策、熱中症対策として有効です。
暑さ対策のためには日傘又は晴雨兼用の傘を選びましょう。
また、混雑している場所では傘を閉じるなど、周囲の安全に注意して日傘を利用しましょう。
埼玉県内の平均気温は、地球温暖化による気温上昇に加え、都市化の進行に伴うヒートアイランド現象の影響により上昇しています。また、内陸に位置し、フェーン現象の影響を受けやすいため、夏季日中の最高気温が高くなる傾向にあります。
熊谷地方気象台における明治31年から令和6年までの気温上昇率は100年に換算すると2.32℃となり、日本の平均気温の上昇率(1.40℃/100年)より高くなっています。
また、令和7年は、県内における最高気温が35℃以上の猛暑日は56日、夜間の最低気温が25℃以上の熱帯夜は53日でした。
こうした影響もあり、埼玉県の熱中症搬送者数は全国的に見ても多くなっています。総務省消防庁の発表する熱中症による救急搬送状況(令和7年)によると、6,141人(全国で4番目に多い)となっています。
平成30年8月に日傘の遮熱環境緩和効果検証を行いました。
結果は「日傘による遮熱環境緩和効果の検証結果」のページを御覧ください。
木陰や人工日よけにより、直射日光をさえぎることで、3~7℃ 体感温度が下がるとされています(環境省「まちなかを涼しくしよう」パンフレット(PDF22.8MB)(別ウィンドウで開きます)より)。
日傘を使用することにより、日向に比べて1~3℃程度の暑さ指数(WBGT)低減効果がありました。帽子のみをかぶった場合と比べると、汗の量が約17%減ることが分かっています。また、上着を着用して歩行するケースに比べ、上着を着用しないクールビズと日傘の併用で、汗の量が約20%減ることが分かっています(環境省報道発表資料(令和元年5月21日)日傘の活用推進について~夏の熱ストレスに気をつけて!~(別ウィンドウで開きます))。
日傘の使用により頭部の体感温度が4~9℃、全身の体感温度が1~2℃低下するとされています(渡邊慎一ほか:日傘による暑熱緩和効果の解明 2013~2015)
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