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掲載日:2022年12月27日
Q 深谷顕史 議員(公明)
本県は、昨年10月に策定した2020年度から5年間の計画である第5期埼玉県通学路整備計画に基づき、地元住民や警察などと調整を図り、協議が終了した場所から順次整備を開始していただいているところです。登下校中の子供の安全を確保するためには、県通学路計画に対策箇所として位置付けた危険な通学路の対策をいち早く進めることが重要であることは言うまでもありません。
全国の通学路における重大事故が報道されるたびに、私の下には多くの住民から早期整備を要望する声が寄せられております。まずは、ガードレールやラバーポールによる歩車分離対策、グリーンベルトなど路面標示の設置や歩道の舗装修繕といった早期に実施できる対策を順次行っていく方針と伺っております。
以上を踏まえ、県土整備部長にお伺いいたします。
通学路の安全確保のために早期の整備完了を強く求めますが、県管理道路における現在の進捗状況と今後の整備方針について御所見をお伺いいたします。
また、通学路における子供の安全性をより高めるためには、従来の視覚的効果による抑止を目的としたボラード、車止めポールから車両進入の阻止を図る耐衝撃仕様のボラードへの設置転換をより一層推進するべきと考えますが、御所見をお伺いいたします。
A 北田健夫 県土整備部長
第5期埼玉県通学路整備計画では、県管理道路の対策箇所は当初850箇所でしたが、その後対策箇所の追加があり、現在866箇所となっております。
現在の進捗状況ですが、計画策定直後より、ガードレールの設置や側溝蓋、歩道舗装の修繕など、着手可能な対策から進めておりまして、11月末時点で269箇所が完成し、進捗率は約31%となっております。
今後の整備方針ですが、引き続き、ガードレールの設置など安全性の効果が高い対策のスピードアップに努め、早期に通学路の安全確保が図られるよう積極的に取り組んでまいります。
また、耐衝撃性ボラードは、主に交差点の横断歩道開口部や隅切り部に設置し、歩道への車両の進入を防ぐための施設です。
通常、車両が通り抜けられないよう1.5メートル以下の間隔で設置するため、通行する方が不便を感じることがありますが、歩行者にとってはより安全性の高い対策となります。
そのため、交通事故の発生状況や交通状況などを勘案し、通学路になっている交差点など特に安全性を高める必要のある箇所につきまして、耐衝撃性ボラードの設置を検討してまいります。
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