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掲載日:2022年3月30日
Q 松澤 正 議員(自民)
令和元年度、県では自動二輪車等の「3ない運動」を廃止し、高校生の自動二輪車等の交通安全に関する指導要綱を制定しました。
現在、教育委員会では自動二輪車等の運転免許を所持し運転している高校生を対象に、同要綱に基づく交通安全講習会を実施しております。この講習会ですが、運転実技、交通法規等の講義、救急救命法の3本柱となっており、特筆すべきは県指定自動車教習所協会や県交通安全協会、県二輪車普及安全協会等の交通安全に関係する多くの機関と連携した上に、体験を伴う講習となっているところです。この取組は、神奈川県など他県から視察や問合せが来ているということで、先進的な取組だと思っております。是非とも他都道府県へ波及させるべく、一層の取組を期待しております。
一方で、本県高校生の自動二輪車等の走行中における重大交通事故は、少ないながらも年々増加しています。高校生の交通安全意識を啓発し、必要な知識及び技能を習得させ、交通事故の事前防止を徹底するためにも、受講が大変重要かと思います。未来ある高校生の自動二輪車等による事故の根絶に向けて、対象者全員が講習会に参加していただくことが有効であると考えています。
そこで、講習会に参加していない、あるいはできない高校生へのアプローチにも力を入れ、自動二輪車等の免許を取得した高校生全員が講習会を受講できるよう、どのように取り組んでいくのか、教育長へ伺います。
A 高田直芳 教育長
県では、高校生の自動二輪車等に関する交通安全を確保するため、独自に作成しましたリーフレットを全ての生徒に配布するとともに、免許所有者に対し安全運転講習会への参加を促すよう県立高校に指示しております。
しかしながら、議員御指摘のとおり、県に報告された学校の欠席が10日以上を要する自動二輪車等乗車中の重大事故件数は、令和元年度は5件、2年度は6件、3年度は現在まで11件発生しております。
また、例年、自動二輪車等の免許を所有している生徒は県立高校全体で700人程度ですが、今年度の安全運転講習会への参加者数は、令和2年度と比べ増加しているものの、日程が合わないなどの理由により、受講率は半分程度に留まっている状況にあります。
そこで、講習会に参加していない、あるいは受講できなかった生徒に対して、今年度から県の交通安全協会などが開催する講習会の受講を促すことで、講習の機会の拡大に努めております。
今後は、さらに講習会の受講が促進されるよう、免許所有者数に応じた開催場所や開催時期の見直しを行うなど、生徒がより参加しやすい環境を整えてまいります。
また、新たに保護者向けリーフレットを作成し、講習会の意義や重要性について理解していただけるよう各家庭にも働き掛けてまいります。
高校生の自動二輪車等による交通事故根絶に向け、今後も学校や家庭、関係機関との連携を強化し、全ての対象者が受講できるよう積極的に取り組んでまいります。
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