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掲載日:2022年3月30日

令和4年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(松澤 正議員)

教育現場における人権を尊重する意識の醸成について - 児童生徒に対する人権教育の充実について

Q  松澤 正 議員(自民)

近年、外国にルーツを持つ児童生徒が増加し、学校で日本にルーツを持つ児童生徒とともに学ぶようになってきています。多文化共生がこのようにして子供たちの間から社会全体に進むことを期待するのですが、残念ながら異なる文化や習慣へのとまどいから生じる偏見や差別があると聞いております。また、ヤングケアラーやLGBTQといった声を上げにくい状況にある人々の人権に対する社会の関心が高まってきています。
こうした動きは大変好ましい変化と言えますが、当事者である児童生徒にとって学校が安心して過ごせる場となっているでしょうか。家のことを話しても分かってもらえない、自分の性的嗜好を話したらいじめられるという悩みを抱えることが多いというのが現状のようです。
社会の変化に伴い、外国人やヤングケアラー、LGBTQなど児童生徒が抱える背景も多様になってきています。しかしながら、どのように社会が変わろうとも、子供たち一人ひとりが誰からも侵されることのない人権を持つことは変わりはありません。
児童生徒が互いの人権を尊重し合い、学校で安心して学ぶことができるように人権教育はますます重要となってくると考えますが、どのように取り組んでいくのか、教育長に伺います。

A 高田直芳 教育長

議員御指摘のとおり、外国人やヤングケアラー、またLGBTQなどに対する社会の関心が高まる中、一人ひとりの悩みに寄り添い、偏見や差別のない学校づくりを進める上で、人権教育が果たす役割は大きいと考えております。
人権教育の実施にあたっては、法の下の平等や個人の尊重といった普遍的な視点に加え、児童生徒が身の回りで起きている具体的な人権課題を学び、人権感覚を育むことが大切です。
そこで県では、例えば「外国から転入生が来たら」というテーマで児童生徒が話し合う活動などを取り入れた指導資料を作成し、異なる文化を持つ人々を尊重する意識の醸成を図っております。
また、ヤングケアラーについては、経験者からケアの実態や、学校生活に対する悩みや希望を生徒が直接聞く出張授業などを通して、理解促進を図っております。
さらにLGBTQについては、性の多様性に関する県独自の資料を作成し、発達段階に応じて授業等での活用を促し、悩みを抱えた児童生徒が安心して学校生活を送ることができる環境づくりを推進しております。
今後とも、人権教育の更なる充実を図り、児童生徒がお互いの人権を尊重しあい、楽しく、安心して学べる学校づくりに取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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