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掲載日:2021年7月9日

令和3年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(山根史子議員)

知事の政治姿勢について - 埼玉版SDGsの推進について -

Q 山根史子 議員(民主フォーラム)

埼玉県は、埼玉版SDGsを推進するため、昨年4月に知事を本部長とする庁内推進本部を立ち上げ、全庁での推進体制を整えられました。あわせて、その庁内推進本部において埼玉の豊かな水と緑を守り育む、未来を創る人財への投資という2つの重点テーマを設定し、埼玉版SDGsの推進に向けての検討が行われております。また、昨年9月には埼玉県SDGs官民連携プラットホームを立ち上げるとともに、11月にはSDGsに取り組む企業、団体等を埼玉県SDGsパートナーとして登録する制度を創設しました。その制度には、昨年度末で192社の登録がされるなど、埼玉県の積極性と県民の関心の高さがうかがえます。
埼玉県は、いまだ人口が増加し、全国的にも大規模な県でありながらも、利根川や荒川などの河川や奥秩父の山々、見沼田圃や武蔵野の雑木林など、豊かな水と緑に恵まれております。正に持続可能な開発を実現できるポテンシャルの高い県であるとうかがえます。
そこで、知事にお伺いいたします。日本一暮らしやすい埼玉県を目指して、誰一人取り残さないという知事の理念が込められた埼玉版SDGsが2年目に入るに当たり、これまでの代表的な取組と成果、それを踏まえて今後どのように取り組んでいくのか、お伺いいたします。

A 大野元裕 知事

私は「誰一人取り残さない」というSDGsの理念の下、「環境・社会・経済」の3側面で調和した社会となるよう、県政の諸課題の解決に果敢に取り組んできたつもりでございます。こうした中、都心に隣接しながらも、豊かな河川やみどりに恵まれた本県の特徴を生かし、県民の暮らしやすさの向上を図るため、SDGsの推進に向けた取組の検討を重ねてまいりました。
その結果、魅力ある水辺空間を創出する「Next川の再生の推進」、川の保全や川との共生に取り組む「SAITAMAリバーサポーターズプロジェクト」などの事業を進めていくことといたしました。
埼玉版SDGsの推進に向け、まずはオール県庁での取組から始め、それを民間に対しても拡大するため、官民連携プラットフォームやSDGsパートナー登録制度を開始し、それぞれ604者及び192者の参加を得たところでございます。
展開に当たりましては、県民や企業、団体などと連携することで、県単独で行うよりも大きな相乗効果を生み出すことを狙いとしております。こうした取組が評価され、今年5月、先進的にSDGsを進める自治体として、内閣総理大臣より「SDGs未来都市」に選定をされました。
今後、これらをより一層進展させることで、地域経済や社会に貢献する好循環につなげていきたいと考えております。
そして好循環の形成に向けて核となり得る官民連携プラットフォームの会員や、SDGsパートナーを増やすことで、埼玉版SDGsに取り組む企業・団体等の裾野を広げてまいります。
さらに、埼玉版SDGsを県民の皆様に普及啓発していくことも大変大切だと思います。そのため、今年度から新たにアプリを活用し、県民の皆様にプッシュ型の情報発信を行うとともに、SDGsの取組に参加していただくことなどを通じてSDGsの精神を全県に広く浸透させてまいります。
引き続き、ワンチーム埼玉で埼玉版SDGsに取り組み、「日本一暮らしやすい埼玉」の実現に努めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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