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掲載日:2020年7月9日

令和2年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(高橋政雄議員)

埼玉県の魅力発信

Q  高橋政雄  議員(自民)

社会人となって半世紀、52年、建築設計事務所経営を38年、政治家として13年、皆さんと同じようにがむしゃらに働き続けている毎日です。今般、コロナ禍で多少の時間が取れました。埼玉県の未来像についてじっくりと考えました。喫緊の問題、課題はありますが、これからの埼玉県をどう描いていくのか考えていたんです。結論は、世界一の魅力、埼玉県であります。その魅力を世界へ向けて発信、東京の北隣にすてきな地域がある、心美しい人たちが住んでいる、豊かな魅力の里があると、世界の人に言わせたいね。
先月、航空自衛隊のブルーインパルスが、医療従事者に敬意と感謝を込めて、遠く松島から入間基地を経由して東京上空を飛行してくれました。私は、新宿の大学病院から医療従事者たちと今年一番の大きな青い空を見つめ、みんなで大いに感動いたしました。いきな飛行をありがとう。感動をありがとう。
感動といえば、長い歴史の中で育んできた文化や芸術などの魅力、それらに触れることは人の心に潤いを与えるが、その魅力は昨日、今日、明日、それでは作れないんだ、長い年月の積み重ねも必要なんだ。だから、それに接したとき、私たちは大いなる感動体験となるんだ。
今、日本が位置する東アジアを見るときに、中国の経済発展と著しい軍事大国化、中国の多くの人が大国優越感を抱いている。また、日本、中国、ロシア、大国に囲まれた地理的不利な半島にある韓国、その反日教育や行動にはとても残念な思いを抱いております。
私たち日本は現在、発展著しい国々と比べれば、高度経済成長から普通の成長中になっているかもしれない。しかし、私は近隣の国から見下されることは決して歓迎しない。だからこそ、これからの私たち日本は経済だけではない、新たな価値、魅力を作り、発展させていくべきと思うのであります。
文化・芸術の魅力もいいと思うよ。魅力創造には、県民参加と一人一人の更なる文化度向上が必要です。スポーツもいいね、おいしい食事もいいね、学問もいいね、魅力創造には様々な分野にわたる考察が必要であります。
参考例として、埼玉県音楽祭、埼玉県一斉文化祭、県内市町村に呼び掛けて、それぞれ趣向を凝らしたお祭り同時開催、埼玉県一斉グルメ大会というのもいいと思います。いろいろ述べておりますが、埼玉県の魅力発信のための知事のお考えをお聞かせください。
いきなり結論に近付きましたが、今現在、埼玉県の一番の魅力は何でしょうか。また、埼玉県の新たなる誇れる魅力とは。そして、それらの魅力発信方法についても御所見をお伺いします。
日本人の誇りだ。世界に誇れるものを埼玉県から発信する、どうですか、知事が先頭に立って作っていきませんか。

A  大野元裕  知事

現在の埼玉県の一番の魅力は何かについてでございます。
埼玉県は多彩な魅力にあふれております。
荒川や利根川などの豊かな河川、秩父の美しい山並み、見沼田んぼや武蔵野の雑木林などの豊かな自然と、都市の賑わいや便利さを併せ持っています。
ユネスコの無形文化遺産に登録された細川紙や、秩父夜祭、川越まつりなど世界に誇れる伝統や文化も受け継がれています。
埼玉スタジアム2020やさいたまスーパーアリーナなど、日本が世界に誇る素晴らしい施設があり、国内外から多くの人々が集います。
私は、そうした自然と都市が共存し、伝統と未来が行き交う、彩りの豊かさこそが、本県の一番の魅力であると思っております。
次に、埼玉県の新たなる、誇れる魅力についてでございます。
議員からは、51年の社会経験を踏まえた重い言葉として「心美しい人たちが住んでいると世界の人に言わせたい」、とのお話がありました。私もまったく同感であります。私も「人」こそ世界に誇れる魅力だと思っています。
かつて私は外交官時代、イギリスの外交官から「世界的に有名な日本の著名人は伝統文化に偏っているが、イギリスは芸術家から、文筆家、思想家や政治家まで幅広くバランスが取れている。」と言われたことがあります。
私は歴史上の有名人でも日本が英国に負けているとは思いませんが、特に埼玉県では人について大きく胸を張って世界に誇れると思っています。
例えば、昨年のラグビーワールドカップでは、先ほどのラグビー発祥の地イギリスの関係者からも称賛をいただくほど世界を感動させた県民をはじめとする我が県のボランティアの方々がおられました。
そのおもてなし、相手を思いやる「熊谷の神対応」は埼玉県民の神対応でもありましたが、そうした県民の団結力は新型コロナウイルス感染症の下でも発揮されました。
私は感染症拡大を阻止しなければならないとの思いから、県民に多大な御不便をお願いしましたが、多くの皆様に御協力していただきました。改めて県民の皆様に感謝申し上げます。
埼玉県には埼玉応援団のように多彩な魅力を持った方々がたくさんおられます。相手を思いやる埼玉県民の心や、コロナウイルスに際して一致団結する力、それこそ埼玉県の誇る魅力でありますし、今後、オリンピック・パラリンピック等を通じて世界に対して大きく自慢ができる埼玉の魅力だと思っています。
最後に、それらの魅力発信方法についてでございます。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を機会に、東京に隣接し、交通の便が良い埼玉県を大きくアピールし、多くの国内外の方にお越しいただき、様々な魅力にお触れいただきたいと考えています。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響で社会が大きく変わろうとしている今、新しい生活様式の下、魅力を発信する方法も進化させなければいけないと思っております。
例えば、バーチャル観光やイベントのライブ配信など、現地に足を運ばずとも、埼玉の魅力に触れていただく機会を拡大してまいります。
私自ら先頭に立ち、こうした新たな手法を通じて、より多くの皆様に埼玉の魅力を感じていただけるよう全力で取り組んでまいります。 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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