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掲載日:2023年6月28日

令和2年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(渡辺大議員)

学校教育の充実について - 性教育

Q  渡辺大  議員(自民)

新しい学習指導要領がスタートします。小学校、2020年度から、中学校、2021年度から、高等学校、2022年度からです。その中では、「学校で学んだことが、子供たちの『生きる力』となって、明日に、そしてその先の人生につながってほしい。」とうたっています。平成10年の改訂以来、「生きる力」は、この新学習指導要領においても最も中心的なテーマで、何度も何度も繰り返されています。子供たちが大人になり、自立して生きていく力をつけさせること以上に、教育にとって大切なことはないからです。
その「生きる力」の中でも性教育は、自己の生命、健康状態、人生設計に関わる極めて重要な事項です。望まない妊娠を防ぐための避妊などの方策、HIV等性感染症のリスク、女性は年齢とともに妊娠・出産の確率が低下していき、妊娠・出産の困難度が上がること。高齢出産のリスク、これも30代後半に結婚し、いざ妊娠を現実的に考え始めたときに、初めてそれらの情報を知ったという女性も多いのが実態です。これらを知っていれば防げたであろうリスクを回避するための知識を子供たちに適切に提供することこそ、学校教育最大の使命です。
上記のような内容は、「生きる力」の中心的内容であり、教育委員会として伝えていくべきと考えますが、教育長の御所見を伺います。

A  高田直芳  教育長

議員お話しのとおり、生徒が望まない妊娠を防ぐための避妊や、HIV等の性感染症、年齢に伴う妊娠出産のリスクについて、正しい知識を学び、適切な意思決定や望ましい行動を選択できるようにすることは、大変重要でございます。
学校における性に関する指導は、児童生徒の発達の段階に応じて、学習指導要領に基づき、学校の教育活動全体を通じて行われております。
保健体育等の授業のほか、学校全体での共通認識と保護者の理解のもと、産婦人科医や助産師等の外部講師を招き、出前授業を実施している学校もございます。
また、本県では、学識経験者や教諭、養護教諭などからなる「性に関する指導課題解決検討委員会」を設置し、発達段階に応じた効果的な指導方法について研究を進めております。
具体的には、中学校では「生殖機能の発達」や「性感染症の予防」について、高等学校では「受精、妊娠、出産とそれに伴う健康課題」や「家族計画の意義や人工妊娠中絶の心身への影響」などについてでございます。
今後も引き続き、各学校における様々な取組事例や、検討委員会等の成果について、県内に広く情報提供し、生きる力を育む性に関する指導の充実に努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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