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掲載日:2023年6月28日

令和2年6月定例会 「警察危機管理防災委員長報告」

委員長   飯塚  俊彦

警察危機管理防災委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、第97号議案の1件であります。
以下、この議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、警察本部関係では、第97号議案について、「新型コロナウイルス感染対策用消耗品の要求数の考え方について伺いたい」との質疑に対し、「ゴーグル及びパルスオキシメーターを除く4品目については、直近の使用実績に基づき、7月からの6か月分に加え、これまでに使用した分の備蓄補充分を要求している。ゴーグルは主に使用する地域警察官1当務当たりの職員数を基に、パルスオキシメーターは留置施設に各2台ずつを要求している」との答弁がありました。
また、「感染防護キットについて、変死事案への対応以外にどのような事案で使用されるのか」との質疑に対し、「泥酔者・精神錯乱者の保護、体調不良者の診療護送など各種捜査等の警察活動において感染リスクが高いと思われる事案を想定している」との答弁がありました。
次に、危機管理防災部関係では、第97号議案について、「これまで段ボールベッドを備蓄しなかったのはなぜか。また、今回なぜ備蓄することとしたのか」との質疑に対し、「段ボールベッドは湿気に弱くかさ張ることから、これまで備蓄ではなく調達という考え方であった。しかし、避難所での新型コロナウイルス感染症防止対策として、発熱等の症状がある方の専用スペースでは段ボールベッドが有効であるとの考えで、発災直後から速やかに市町村に提供できるよう備蓄することとした」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本議案について採決いたしましたところ、総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、所管事務の調査として、「今後の避難所運営における市町村支援について」質問が行われました。
その中で、「臨時避難所の確保が難しい市町村に対して県はどのように支援するのか」との質問に対し、「避難所として指定されていない県有施設について、市町村が災害時の利用を希望する場合には積極的に協力していただけるよう、庁内の関係部局に依頼している。また、現在、埼玉県ホテル旅館生活衛生同業組合と災害応援協定の締結について協議を進めており、こうした協定を早急に整え市町村を支援していきたい」との答弁がありました。
また、「避難所数を増やすことで、職員も増員しなければならないが、人員の確保が難しい市町村に対する人的支援はあるか」との質問に対し、「県と比較的被害が小さい市町村の職員がチームを組み被災市町村に職員を派遣する仕組みがある。また、県内の取組だけで足りない場合には、全国規模で被災市町村を人的に支援する仕組みがある」との答弁がありました。
なお、このほか、当面する行政課題として、危機管理防災部から「指定管理者に係る令和元年度事業報告書及び令和2年度事業計画書について」並びに「令和2年度における指定管理者の選定について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。

 

  • 注意:氏名の一部にJIS規格第1・2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。

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